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香港知専設計学院でもレスリー・チャン関連展示 未公開写真を初公開

 香港の伝説的スター、レスリー・チャン(Leslie Cheung)が生きていれば9月12日で70歳の節目の年を迎えたことから、香港各地でレスリー関連のイベントが盛り上がる中、將軍澳の香港知専設計学院(Hong Kong Design Institute、HKDI)で11日、未公開写真を初公開する「Leslie・Grace at 70 Exhibition」が始まった。

暗室を再現した体験型展示を用意

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 西九文化区のM+では映像作品を通じた回顧展が行われ、香港文化博物館でもレスリーの映画資料を集めた特別展示が企画されているが、HKDIの展示はファッション&イメージデザイン学科が企画し、1980~90年代に撮影されたレスリーのアーカイブ写真を初公開するもの。

 香港知専設計学院(HKDI)は2007年に設立され、職業訓練局(Vocational Training Council, VTC)の組織として、建築、インテリア、プロダクト、コミュニケーションデザイン、デジタルメディア、ファッション&イメージデザインなど幅広い分野で教育を提供している。国際的視野と文化的素養を備えた人材育成を目指し、産業界とのネットワークを生かした実践教育や海外交流も積極的に展開してきた。今回の展示も学生が文化研究から展示開発まで一連のプロセスを経験する場となった。

 展示には、地元写真家ファンコ・ライ(Fanco Lai)さん、ジョニー・クー(Jonny Koo)さん、ルイス・ホー(Lewis Ho)さん、サム・ウォン(Sam Wong)さん、韓国のヒョン・S・キム(Hyung S. Kim)さんらによるポラロイドやネガ、プリントが並び、香港ポップカルチャーの黄金期を象徴する瞬間を再現する。さらに暗室を再現した体験型展示や、伝説的ともなった「Final Encounter of the Legend」コンサートで使用された銀色のマイクスタンドも展示し、来場者はレスリーの舞台の熱気を追体験できるようにした。

 今回の展示では、コミュニケーションデザイン、デジタルメディア、ファッション&イメージデザインなど複数分野の学生400人以上が参加。アルバムジャケットを再解釈したデジタル作品やファッションスタイリングを発表し、若い世代によるポップカルチャーの再解釈を示した。ユニバーサル・ミュージック香港(Universal Music Hong Kong)とも連携して限定500枚の記念レコードを制作し、学生がパッケージデザインや商品開発に携わるなど、産業界との橋渡しの試みも行う。

 写真家サム・ウォン(Sam Wong)さんやリンゴ・タン(Ringo Tang)がさんメンターとして参加し、暗室ワークショップや講演を通じて学生に光と影の表現技術を伝える機会も設けた。さらにテックブランドVIVOが最新スマートフォンを提供し、学生は創作過程を記録し、レスリーの楽曲に着想を得た映像作品を制作する。

 校長のエリタ・ラム博士(Dr. Elita Lam)は「レスリー・チャンは単なる伝説的アイコンではなく、卓越した創造性と世界的な影響力によって特徴づけられた香港ポップカルチャー黄金期を象徴する存在。彼の芸術的遺産を出発点とすることで、学生たちは文化研究、デザイン創作、学際的な実践を通じて、私たちのポップカルチャーの歴史を深く理解することができる。私たちは学生が古典的な遺産を評価しつつ、革新的な思考で地域文化を継承し、香港独自の文化遺産を未来に向けた創造的な力へと変えていくことを期待している」と話す。

 開館時間は10時~19時。入場無料(事前オンライン登録制)。11月15日まで。

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