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香港でback numberが初公演 アンコールの歓声鳴り止まず

香港初公演を行ったback number ©半田安政

香港初公演を行ったback number ©半田安政

 初のアジアツアーを行ったback numberが9月27日・28日の2日間、香港のAsiaWorld-Expoで開催された2公演をもって「back number “Grateful Yesterdays Tour 2026 asia”」を締めくくった。

チケットは完売。会場には多くの観客が

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 2004年に結成されたback numberは、今年でメジャーデビュー15周年を迎える。5月から6月にかけては、初の国内5スタジアム全9公演で約50万人を動員。自身最大規模となった「back number “Grateful Yesterdays Tour 2026”」は、初めて舞台を海外へと広げ、台北・ソウル・香港の3都市で計6公演を行った。

 香港公演のチケットは発売からわずか1日で完売。当日も満員となった会場には、2日間で合計1万1200人の熱狂的なファンが詰めかけた。

 ライブでは、バンドの歴史を彩ってきた名曲から近年の代表作まで全19曲を披露。オープニングの「幕が上がる」で一気に観客を引き込み、「高嶺(たかね)の花子さん」ではイントロが鳴った瞬間に熱気が高まり、会場全体が生歌に包まれる一体感を生み出した。

 MCでは、清水依与吏さん(ボーカル&ギター)、小島和也さん(バス)、栗原寿さん(ドラムス)の3人が広東語を交えながら観客に語りかけ、距離を縮めた。トークは逐次モニターに広東語字幕が映し出され、その間合いが逆に笑いと盛り上がりを生む場面も。日本語で呼びかけた瞬間と字幕が並ぶ瞬間の2段階で歓声が起こった。

 栗原さんは広東語であいさつし、小島さんと香港でのまち歩きについて語った。メンバーはスニーカー街、女人(にょにん)街、金魚街を訪れ、「本当に魅力的な街ですね」「心地よすぎて時間を忘れてしまうほど」と笑顔で香港を絶賛。清水さんは「言語も食文化も違うけれど、同じ気持ちで歌を通じてつながれた。back numberを見つけてくれてありがとう」と涙ながらに語り、初の海外公演への不安も打ち明けた。

 香港は台湾や韓国などと比較すると日本語が分からない人も多いが、香港公演に向けてはThreadsなどのSNSでback numberライブにおけるマナーや手拍子や腕上げの動き、どの曲を合唱するかなど、日本語が分からないファンも含めてみんなでライブを楽しめるように立ち上がったファンもいた。そうした影響もあり、会場内最前列のブロックAやBだけではなく、最後列のブロックCまでもが共に、歌い、拍手して、コールも重ねた。

 会場で上映されたVTRでは、清水さんがファンと曲を思い「もっと上手に歌いたい」と語る姿に涙するファンも。ステージでは「クリスマスソング」「青い春」「SISTER」などの数々のヒット曲に加え、「ブルーアンバー」「どうしてもどうしても」「新しい恋人達に」など近年を象徴する楽曲を披露し、会場は一体となった。

 「ベルベットの詩」「水平線」は、コロナの時期にファンを支えていた楽曲でもあり、これらの曲に救われた人が香港でも多い。歌詞とメロディーに涙を流す観客の姿も見られた。特に、「ベルベットの詩」の「ラララ~」と観客たちも声をそろえるパートは会場に響き渡る大合唱となり、演奏後も長い拍手が鳴りやまなかった。

 本編ラストを飾ったのは「スーパースターになったら」。前奏と同時に銀テープが舞い、サビでは国境や言葉の壁を越えた大合唱が響き渡った。初日の27日は、「ボーカル清水さんの声を配慮し、アンコールのリクエストを控えようとの呼びかけ」がファン同士の間であったもの、ツアーファイナルとなった28日には観客のアンコールの声に応え、清水が「本来は全曲をやり切ってアンコールしないのがコンセプト」としながらも、急きょ、「高嶺の花子さん」を再演。大きな歓声と拍手に包まれながら幕を閉じた。

 会場を訪れたファンからは、「落ち込んでるときにいつもback numberの曲を聴いて頑張っているから、香港に来てくれて感謝しかない」「他の公演にも負けないコールで、香港のファンが長く待っていたことをback numberに伝えたかった。また来て欲しい」「ずっと前にback numberのことを知り、聴き続けてきたが、序盤で生の声を聴いた瞬間に涙が出てしまった」などの声が聞かれた。

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