日本の総合リユースショップ「セカンドストリート(2nd STREET WINDSOR皇室堡)」が9月18日、繁華街である銅鑼湾駅にほど近い複合ショッピングモール「WINDSOR皇室堡」(G4-G11, G26-G31 and Corridors on the GF, Windsor House,311 Gloucester Road, Causeway Bay, Hong Kong)にグランドオープンした。香港では6店舗目で、店舗面積は最大。香港島初進出となる。
ショッピングモールのグランドフロアに入り、売り場面積は5500スクエアフィート、衣料品、バッグ・靴・アクセサリーなどの服飾品約1万点のリユース商品を取りそろえた。
銅鑼湾への進出は、香港島でセカンドストリートのブランド認知の向上を図る意味合いもある。銅鑼湾には、世界的なブランドがアジア進出の際にフラッグシップショップを構えることが多く、世界有数の商業地であるとともに、アジア屈指のファッションハブ。高級ブランドの旗艦店、感度の高いセレクトショップ、リーズナブルなアパレルショップなどが徒歩数分の距離に密集し、Z世代やミレニアル世代を中心とするファッショニスタが集まるため、セカンドストリートのブランディングを図るに当たり最適なエリアと判断した。
日本国内で950店舗以上を構えるほか、アメリカや台湾、マレーシア、タイなど海外出店も積極的に進め、昨年4月には国内外合わせて店舗数が1000店舗を超えた。日本では路面店が中心だが、香港では香港内の賃料なども下落傾向の中で「最近は空きがあったり強気の交渉もできる。今のうちに積極的に出店攻勢を強めたい」と香港法人の出口定治社長は話す。
店内は、モノトーンと木目を基調にした「スタイリッシュな内装」に仕上げた。日本のセカンドストリート同様、売り場では欲しい商品をすぐに見つけられるようブランドやカテゴリー、色や形状ごとに商品を分類して陳列。ラグジュアリーブランドからカジュアルブランドまでの豊富なファッションアイテムをリーズナブルな価格で販売する。オープンと同時に買い取りサービスも始めた。現地で買い取ったアイテムの比率を徐々に高めていく計画だという。
香港法人の出口定治さんは「理想は買い取りも販売も香港の中、各店舗の中で回せるようにしていくこと」と話す。「香港だと日本でしか手に入らないものを求める客もいるため輸入がなくなることはないが、香港内で商品を回転させる比率を上げていきたい」とも。
さらに、「香港はよく売れる。平均単価は200~300香港ドルだが、ラグジュアリーの高いものと100香港ドル台の安価なものが両方動くのが特徴。さらに、ラグジュアリーのものを買った人が安いものも一緒に購入するようなこともあるのが香港ならでは」と加える。「東京都の約半分、東京の人口の約半分の香港と考えれば、よく売れているし、まだチャンスもある。一人暮らしの人が少ないので、東京の一人暮らしの率を考えれば、使えるお金が多い人がいる」と市場を分析する。
買い取りについては、窓口は香港の各店で対応するが、その後、日本とオンラインなどをつなぎ、AIも駆使して最終的には日本の経験豊富なチームが買い取りや金額を判断をする形で対応しているという。「日本にはリユースについての相場感があるものの、香港はまだ発展途上。買い取り価格への考え方の違いなども見られる」という。
既存店の来店客数や販売実績が好調であることに加え、リユース文化の浸透についても手応えを感じつつあることから、今後も香港におけるセカンドストリートの出店を強化していく方針。10月には元朗のYOHO MALL、11月には九龍塘のFestival Walkに出店予定。
営業時間は11時~22時。