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香港で中秋節の祝賀ムードに ビクトリアパークはかつてない規模で

ビクトリアパークでは新しい試みも

ビクトリアパークでは新しい試みも

 中秋節が来週に迫り、9月17日、香港のビクトリアパークでは毎年恒例の中秋節のランタンカーニバルが開幕した。香港政府観光局は今年「国際ランタン・スペクタキュラー」と題し、再会(Reunion)」をテーマとしたこのイベントとして、20 の国と地域から集められた個性豊かなランタンに加え、中国の国家無形文化遺産に認定された南京の伝統的なランタン工芸「秦淮灯彩(Qinhuai lanterns)」や、香港の地元職人による手作りランタンを展示する。

パーク内にいくつかスポットを設置

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 「ワールド・ランタン・ブールバード(World Lantern Boulevard)」では、20の国と地域から集められた3000個以上の個性豊かなランタンが来場者を迎える。韓国・晋州(チンジュ)の絹のランタンは、家族の健康と幸福を願って受け継がれてきた伝統工芸の一つ。ブラジルの色とりどりのパッチワーク・ランタンは温かみと活力を表現し、ポーランドのランタンには伝統的な民俗切り絵の技法を採り入れた。それぞれの地域ならではのスタイルや技法、文化的要素が織り成すランタンの作品群を通して、各地の風習や芸術的な魅力を垣間見ることができるよう工夫を凝らした。

 1700 年以上の歴史を持つ南京の「秦淮灯彩」は、国際的に高く評価されている伝統的なランタン工芸で、中国の国家無形文化遺産にも認定されている。香港政府府観光局は今回、南京から秦淮灯彩の製作チームを招き、同イベントのために特別に制作された4 基の大型「秦淮灯彩」を展示する。秦淮灯彩は、「組み立て」「のり付け」「絵付け」「切り抜き」という4 つの緻密な工程を経て製作され、「透明感のある鮮やかな色彩と豊かな文化的象徴性」を特徴とし、中国の伝統的な民俗文化や人々のより良い生活への願いを表現しているという。

 中でも注目されるのは、ビクトリアパークのメインエントランスに設置する、高さ8 メートルの大型のテーマランタン「Shadowlight(シャドウライト)」。香港を象徴するガジュマルの木から着想を得た作品で、来場者はきらめく光と影の間をくぐり抜け、頭上に広がる幾重にも重なり合った色彩豊かなガーゼの天蓋(てんがい)を楽しむことができるようにした。その多層構造は、ガジュマルの木が豊かに茂る姿を立体的に表現しているという。青々と茂る木の枝葉と、滝のように垂れ下がる根は、香港と世界とのつながりを象徴すると同時に、「アジアのイベント首都」としての魅力を体験できるよう、香港内外から訪れる人々を温かく迎え入れる街の姿を表している。

 もう一つの見どころとなる「Lotus Fish(ロータス・フィッシュ)」では、整然と並んだ巨大なハスの葉の間を生き生きとした鮮やかな色の鯉が軽やかに泳ぐ様子を表現した。来場者は、ハスの葉の間を散策しながら、光と影が織りなす幻想的な空間の中で、戯れる魚の活気あふれる光景を楽しむことができる。

 同イベントでは、「再会」というテーマの下、調和や団らんを象徴する円形のモチーフを取り入れたランタン作品も数多く展示している。特に注目は南京の「秦淮灯彩」による2 つの作品。「Dragon Gate(ドラゴン・ゲート)」では、水面から跳ね上がる2匹のコイが優美な曲線を描きながら向かい合い、成就と幸運を象徴する円を形成する。モデルボート池の蓮池エリアに展示される「Moonlit Lotus(ムーンリット・ロータス)/月明かりのハス」では、高さ7 メートルの壮大な月のランタンを設置し、水面には輝くハスのランタンが映え、満月の下に人々が集い、共に中秋節を祝う情景を演出する。

 ビクトリアパークの「Hill Knoll Pavilion(ヒル・ノール・パビリオン)」では、400点を超える香港伝統の手作りランタンも展示する。ウサギ、スターフルーツ、金魚などの中秋節を象徴する伝統的なランタンが頭上を彩り、「まるで元朗(ユンロン)の大橋街市(タイキウマーケット)で親しまれてきた「ランタン・ストリート」さながらの色鮮やかで壮観な光景を作り出す」という。

 初日から20 日まで、香港政府観光局は保良局(Po Leung Kuk)と協力し、パーク内のサウスパビリオン・プラザに特設の月餅販売ブースを設置。来場者は、中秋節を楽しみながら、各地の特色ある月餅を購入できるようにした。会場では、上海の蘇州式月餅、雲南ハム月餅、そして潮州式のタロ芋餡、黒豆餡、緑豆餡の月餅などを用意した。売り上げは全て、慈善活動のため保良局に寄付される。

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