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香港のベーカリー「SOFT THUNDER」、サンミゲルビールとコラボ

 アート系ベーカリー「SOFT THUNDER」とフィリピン発の老舗ビールブランド「サンミゲル」の初めてのコラボレーションが9月11日、灣仔とケネディタウンの「SOFT THUNDER」(Shop B, G/F, 31 Queen's Road East, Wan Chai/Shop A, G/F, 29-31 North Street, Kennedy Town)で始まった。

店舗外観にもステッカーでコラボ感

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 香港市場でサンミゲルは「生力(サンレッ)」と呼ばれ、長年にわたり存在感を持ち続けている。現在は香港ビール市場全体の約18%前後のシェアを占め、香港のビール文化に深く浸透している。

 今回のコラボは、サンミゲルのビールの中でも、金賞受賞の「サンミゲル・セルベッサ・ブランカ(Cerveza Blanca)」と「サンミゲル・セルベッサ・ネグラ(Cerveza Negra)」を使った限定スイーツとスペシャルティコーヒーを提供し、ビールとカフェカルチャーを融合させた新しい楽しみ方を提案するもの。それぞれが個性的なフレーバーを持ち、スペシャルティコーヒーや職人技のペストリーにも合わせやすいと判断した。

 SOFT THUNDERは2021年創業。翌年ケネディタウンに1号店を開き、2023年には灣仔に旗艦店をオープン。フランス伝統の製法をベースにしながら、ユニークな見た目と味わいで人気を集めてきた。代表的な商品「ユニコーンパフ」や「グランド・パルミエ」はSNSでも話題となり、香港のペストリーシーンでも存在感をもつ。旗艦店は約2000平方フィートの広さを誇り、火山岩や木材を用いた自然素材とミニマルな美学を融合させた。アメリカ西海岸のリラックス感と東アジアの美意識を融合させた内装で、朝食や午後のティータイムに訪れる人々でにぎわう。

 今回のコラボレーションでは、これらのサンミゲルのビール2種を使った「スイーツ」と「ビアコーヒー」が登場。かんきつや独特なスパイスで醸造されたセルベッサ・ブランカは、スパイシーさ、スモーキーさ、フルーティーさのバランスが評価され、2026年のモンドセレクションとワールドビアアワードで金賞を受賞した。一方、セルベッサ・ネグラは豊かなモルト香で知られ、キャラメル、コーヒー、チョコレートの深い風味を示し、2025年のモンドセレクションとワールドビアアワードで金賞を獲得している。

 SOFT THUNDERのパティシエチームは、イタリアの定番デザートを香港流にアレンジした。ティラミスならぬ「ビアラミス(Beera-misu Cup)」(42香港ドル)はセルベッサ・ネグラに浸したビスケットに、同じビールを加えたマスカルポーネクリームを重ねたもので、滑らかな食感と軽やかな発泡感を残した。パンナコッタならぬ「ビアラコッタ(Beera-cotta Cup)」(42香港ドル)はセルベッサ・ブランカを使い、フレッシュマンゴーを合わせることで、ビールの爽快なかんきつの風味を引き立てた。同店を代表する菓子「ユニコーンパフ(Unicorn Puff)」(1個32香港ドル)には、限定フレーバーとしてセルベッサ・ネグラとセルベッサ・ブランカを用意。サクサクのパフコーンに、ホップとモルトの豊かな香りを閉じ込めたビールクリームを詰めた商品を開発した。

 コーヒーとビールをかけ合わせたドリンクも注目で、「ビアラカーノ(Beeracano)」は、ブラジル産コーヒー豆のチョコレートやナッツの風味に、泡立てたサンミゲル・ネグラを合わせた濃厚な一杯。「パッションフルーツ・ビアラカーノ(Passion Fruit Beeracano)」(以上69香港ドル)は、エチオピア産豆のトロピカルな香りにパッションフルーツとサンミゲル・ブランカを加え、果実感を楽しめるようにした。いずれも、従来の「ビールはバーで飲むもの」という固定観念を覆し、カフェで気軽に楽しめる新しいスタイルを提案しようと考えたという。

 提供は10月31日まで。ビアコーヒーは灣仔旗艦店限定。

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