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3COINS、香港のコンビニにも展開へ Circle Kと戦略提携結ぶ

「Circle K」の店内に並ぶ「3COINS」の商品

「Circle K」の店内に並ぶ「3COINS」の商品

 日本発の生活雑貨ブランド「3COINS」が香港のコンビニエンスストア「Circle K」と戦略的提携を結び、6月9日、初めてコンビニチャネルでの販売を始めた。3COINSは昨年 7月に銅鑼湾で香港1号店を開業して以来、葵芳や啓徳AIRSIDEなどに出店し、短期間で港島・九龍・新界を網羅する店舗網を築いてきたが、今回の提携は「目的地型」から「日常型」へとアプローチを広げるためだといいう。

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 今回の取り組みでは、金鐘や觀塘など主要通勤拠点を含む11店舗のCircle Kで、人気商品約30種類の販売を始める。通勤や地域生活の中で気軽に購入できるようになり、ブランド体験を商場中心から日常生活へと拡張するもの。Circle Kは香港全域に広がるネットワークと230万人以上の会員基盤を持ち、3COINS が展開するYAICHIグループが掲げる「ブランドの日常化」戦略を後押しする重要なパートナーとして提携が決まった。

 コンビニ販売用に選定した商品は「買ってすぐ使える(即買即用)」「軽くて持ち運びやすい(軽便携帯)」「通勤・旅行シーン」を軸に、香港でも人気商品となってるマイクロ波多機能調理ボックス、イヤホンケースやスマホの細かい隙間を掃除できる3つの機能を備えた携帯型クリーニングツール「三用式清潔ペン」、頭皮ケアマッサージブラシ、旅行用品やコスメ・美容雑貨など、軽量で実用性の高いアイテムが中心となる。西沙Go Park店ではペット関連商品も限定展開する。

 Circle K限定で先行販売する「キャラメルアーモンドポップコーン(濃郁焦糖杏仁爆谷)」は、厚みのあるキャラメル層と香ばしいアーモンド片が特徴で、「濃厚な風味を楽しむことができる」という。「ミルクケーキ(牛●餅)」は鮮乳を使い、軽やかな甘みと香ばしさが広がる日本伝統の低糖製法によるもの。前後どちらからも履けるユニークなスリッパ「雙頭輕量●鞋」や、旅行者に人気の携帯用多機能スマホスタンド、スースケー着用のカップホルダーなど、日常から旅行まで幅広いシーンに対応する商品がそろう。

 香港限定のミニデジタルトイカメラは、忙しい日常の中で「生活の余白」を見つけることを提案し、発売直後から香港の店で大きな話題となった。極めて軽量な手のひらサイズのボディーで、初心者でも気軽に写真や動画撮影を楽しめる。内蔵された多彩なカラーフィルターにより、仕上がりは強いレトロな粒子感がある。

 YAICHIグループは、香港市場で「日本と同じ価格」で商品を提供する「与日同価」戦略として掲げてきた。今回の提携でも、既存の同社のYAICHI TOMO会員はCircle Kで同様の割引価格が適用される。これにより、商場来店客層に加え、コンビニ利用者という新たな消費層への接触が可能となり、ブランド認知度と購入率の向上も期待される。

 香港の小売市場は競争が激化し、消費者の購買行動も「便利性」「即時性」を重視する傾向が強まっている。3COINSは今回の提携を通じて、単なる店舗数拡大ではなく、異なるチャネル間の補完性を重視した全方位型の小売りモデルを構築。売り上げ状況を見ながら展開店舗数を拡大していきたいと考える。「柔軟な協業により、運営効率と商品接触率を高め、地域社会との結び付きを深めることで、ブランド・チャネル・消費者に新たな価値を創出していきたい」とする。

 Circle Kとの提携を通じて狙う顧客層は、高い移動性を持つ都市型ビジネスパーソン、効率と即時消費を重視する若年層、商業施設を主要な購買拠点としない日常型消費者、即時ニーズがあり意思決定時間の短い顧客などを想定している。これらの層は専門店に足を運ぶ可能性は低いが、便利さを優先する場面では購買転換率が高まる。

 財務面では、ブランド浸透率の向上や顧客獲得コストの削減、SKU回転率の改善に加え、非商業施設からの流入による新たな収益源の創出を目指す。専門店はブランド資産の構築を担い、コンビニチャネルはキャッシュフロー効率を高める役割を果たす。YAICHI担当者は「長期的には店舗数の単純な拡大ではなく、拡張性と再現性を備えたハイブリッド型小売りモデルの確立を目指したい」と話す。

 ●=女へんに乃、●=手へんに施のつくり。

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