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香港で大分県が観光セミナー 湯布院・別府以外もアピール

ツーリズムおおいたは、香港の旅行会社関係者に向けてセミナーを実施

ツーリズムおおいたは、香港の旅行会社関係者に向けてセミナーを実施

 大分県の観光事業を推進する公益社団法人「ツーリズムおおいた」が6月12日、香港からの誘客拡大を目的に香港の旅行会社を対象とした観光セミナーを香港日本人倶楽部で開催した。会場には22社24人の業界関係者が集まり、温泉をはじめ、食文化、自然景観、歴史資源など、大分県の多面的な魅力をアピールした。

エリアごとに各地域のパンフレットも並べた

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 国土交通省「宿泊旅行統計調査」によると、2025年の大分県の香港人延べ宿泊者数は9万5110人で、韓国、台湾に次ぎ3位。香港からの宿泊者数は、九州では福岡県に次ぎ2位、全国でも10位となっており、コロナ禍前を上回る水準まで回復している。大分県への直行便の運航はないものの、香港では温泉、自然景観、グルメへの関心が高く、九州周遊旅行の立ち寄り先としても人気を集めている。一方で一般の香港人の中には「別府」「湯布院」を知っていても、それが大分県にあることや、大分県自体を知らない人がいることもまた事実だという。

 セミナーは、ツーリズムおおいたの平田修一課長によるあいさつで幕を開け、続いて香港ラジオの朝の顔である白原顥さんが司会を務め、大分県の位置や特色を解説していった。源泉数・湧出量共に日本一を誇る温泉の魅力を改めて説明し、「温泉県」としての大分のブランド力をアピール。「豊かな自然が育む食文化」として、黒毛和牛「おおいた和牛」、原木栽培による「大分椎茸(しいたけ)」、かんきつ「カボス」など、香港市場でも訴求力のある食材を紹介した。

 別府の「地獄蒸し料理」や豊後水道で育まれる「関アジ・関サバ」「臼杵フグ」などの海の幸も取り上げ、現地ならではの食文化もスクリーンで紹介。酒造りの伝統を生かした麦焼酎や地酒、ワインなども紹介し、安心院のスパークリングワインや梅酒を振る舞ったほか、とり天せんべいやスイートポテトなどのスナックも試食用に配布した。

 観光資源では、紅葉や桜の名所、伐株山や鶴御崎自然公園、真玉海岸などの自然景観のほか、九州最古の木造建築「富貴寺」など歴史的資源にも話しが及んだ。四季折々の花々や家族向けレジャー施設も紹介し、大分県が温泉地にとどまらない多面的な魅力を持つことを強調した。香港の旅行者は単に観光を楽しむだけでなく、日本各地でマラソン大会に参加するなどの傾向も見られる。「進撃の巨人」で知られる日田エリアや大分の海鮮やサイクリングなども楽しめる九州最大の面積を誇る佐伯市など、比較的人観光客の受け入れに余裕があるエリアも紹介した。

 参加者からは「温泉以外の魅力を知ることができた。スポーツ大会なども可能性がある」「食文化の多様性が印象的だった」との声が聞かれ、関係者は「香港市場における大分県の認知度向上に大きな手応えが感じられた」と振り返る。ツーリズムおおいたの佐藤千種係長は「香港市場は旅行会社ごとに特色がある。温泉以外もたくさんの魅力がある大分の旅行商品をさらに造成してもらえれば」と期待を寄せる。

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