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香港に本土系ネット販売大手「京東モール」が実店舗 体験重視の店づくりに

灣仔に開業した「京東モール」の入り口

灣仔に開業した「京東モール」の入り口

 中国本土発のネット販売大手「京東モール(JD Mall)」が6月18日、灣仔・灣景中心(Causeway Centre)に香港市場初の実店舗をグランドオープンした。香港1号店(28 Harbour Rd, Wan Chai)は、販売に加えて写真映えにも力を入れ、「最先端のテクノロジーを五感で体験できるランドマーク」に位置付ける。

体験エリアを多数設置した店内の様子

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 京東モールは2004年に劉強東さんが創業したウェブサービス会社で、2014年に米ナスダック市場(NASDAQ)、2020年に香港証券取引所(HKEX)に上場。創業当初はパソコン製品のみを取り扱っていたが、現在はインテリア・家電製品・美容機器・ファッション・嗜好(しこう)品・工業製品など、幅広い分野の製品を展開する。コロナ禍における非対面ショッピングの需要拡大を経て、現在は独自の物流ネットワークを構築し、自社通販サイトをメインに事業を展開している。

 店舗は、街の中心部から香港コンベンション&エキシビションセンターへ向かうルート付近に位置し、近隣ビルに隣接する歩道橋からも一目で分かる鮮やかな色を放つ看板に囲まれている。ビル2階部分を占有し、延べ床面積3万平方フィートのワンフロアで展開する。店舗の入り口にはブランド名を英語で、さらに広東語で話すロボットも用意した。従来の量販店とは異なり、ただ商品を並べるだけではなく、体験してから買うことをコンセプトに掲げる。そのため、店内は商品展示エリアのほか、多様な体験エリアで構成している 。

 eスポーツエリアでは、サイバーパンク風のネオンを背景にあしらった。プロ仕様のハイスペックなゲーミングパソコンや、人間工学に基づいて設計された椅子を並べる。客は単に機材のスペックを眺めるだけでなく、最新ゲームの滑らかな動きやデバイスの操作感を試すことができる。

 コーヒーエリアでは、高級エスプレッソマシンを使い、プロのバリスタ指導の下で、自分で豆をひいてコーヒーを抽出する体験ができる。最新のスマートオーブンなどを使ったベーキングの実演も行い、実際にスイーツを焼き上げるプロセスを通じて、キッチン家電の操作性や動作音、手軽さなどを確かめることができる。

 家具ショールームでは、スマートバスルーム体験を用意。センサーによるふたの自動開閉をはじめ、音声や動きによって家中の家電が連動する近未来のスマートホームの暮らしを体感できるようにする。マッサージ・美容エリアでは、AIが自動分析を行うマッサージチェアを開放し、リラクセーションスペースとして機能している。さらに、ドレッサーも設置し、最新の美容機器を体験できるようにした。100年以上の歴史を持つ香港トラムの写真スポットやアナログレコードの試聴室も設けるほか、最新テクノロジーを融合させたロボットも展示している。

 中国の家電製品を取り扱っているが、販売する商品は全て香港仕様に準拠し、購入後は香港で使える正規品として販売する。ほかにも、日本メーカーをはじめとした世界各国のトップブランドを集め、より多くの選択肢を用意。香港の住環境に合わせた商品に焦点を当て、限られた居住スペースを考慮したコンパクトで高機能な家電を中心にラインアップ。最新のスマートトイレや全自動掃除ロボットなど、香港市場で需要が高まっているスマートホーム家電なども多数用意する。

 営業時間は10時30分~20時30分。

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