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香港のカドゥーリー農場植物園、創立70周年で無料開放

登山用の道が舗装された嘉道理農場植物園

登山用の道が舗装された嘉道理農場植物園

 香港の大埔地区林村の近くにある嘉道理(カドゥーリー)農場植物園(Lam Kam Road, Tai Po, New Territories, Hong Kong TEL 2483 7200)が創立70周年を記念して、現在、夏季特別企画として園内を無料開放している。

徒歩で巡る散歩ルート「Upper Hill route」

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 カドゥーリー家は、ペニンシュラの創業者兼オーナーであるユダヤ系の富豪一族。カドゥーリー兄弟により、1951年に設立された農業支援協会が始まりで、園内には猿や爬虫(はちゅう)類などをはじめ、有機栽培の畑や直売所、薬草園や茶園などもある。登山用の道が舗装され、トレイルコースが作られており、春ごろには桜や梅を見ることもできる。

 同園は1956年に設立され、嘉道理農業支援協会の活動を基盤に、農業支援から生物多様性保護へと歩みを進めてきた。現在では動物展示エリアや植物園、棚田、教育施設を備え、自然との共生を体験できる場として知られている。

 夏季プログラムの目玉の一つは、大帽山の民族植物物語「Awakening of Memories: Ethnobotanical Stories of Tai Mo Shan」の展示。園内各所に分散して開催され、大帽山周辺の村落で語り継がれてきた植物の伝統的な利用方法や生活との結びつきを紹介し、来園者は植物と人間の関係を文化的・歴史的な視点から学ぶことができるようにした。

 大帽山の中腹に位置する600年の歴史を持つ客家村落は、伝統的な農耕文化や西洋菜(クレソン)の栽培で知られており、現在も茶楼や郷土料理、自然景観が人気である川龍村の住民が語る記憶や生活習慣を元にした研究成果も展示し、地域社会と自然の深い関係性を体感できる内容となっている。

 広場では特別展「KFBG 70th Anniversary: A Journey of Awakening and Discovery Special Exhibition」も開催。インタラクティブアクティビティーを備えた展示パネル8枚を通じて、KFBGが荒れた山肌から実験農場へ、農業地帯から修復された森林へ、そして農民支援から自然保護へと変貌してきた70年の歩みを紹介する。

 園内シャトルバスや徒歩で巡る散歩ルート「Upper Hill route」では、旧郵政局石柱、胡挺生記念亭、観音像、嘉道理兄弟記念亭、蘭花谷などの歴史的ランドマークを巡り、土地に刻まれた物語を辿ることもできる。

 週末限定で開催する家族向けの「Family Summer Adventure Squad」は8月29日までの毎週末、親子で参加できる自然体験をパッケージにした。料金は1人260香港ドル~で、プロ講師による自然テーマのワークショップ、限定版探索マップ、オーガニック食事セット、農場産の新鮮卵の土産が含まれる。ワークショップは「哺乳類観察」「南米原産大型トカゲのテグー探索」「ニシキヘビ観察」「昆虫探索」「微生物と楽しむ子ども料理教室」「グアバ収穫ツアー」「夏の農場体験」「ミツバチショー」などで、参加費は同園の保全活動に充てられる。基本言語は広東語で行う。

 無料開放期間は9月14日まで。入園には事前のオンライン登録が必要で、公式サイトから申し込む。来園時には歩きやすい靴や水分、日よけ、雨具の準備を推奨する。

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