かつての貨物積み下ろしターミナルとして機能した紅●の鉄道貨物ターミナルが文化や芸術、余暇を楽しむウオーターフロント空間「紅●新海濱」として生まれ変わり、3月31日、開幕式典が行われた。
紅●は九龍半島南部に位置し、鉄道とフェリーが交わる交通の要衝として発展してきた地域。住宅街や商業施設が広がる一方、香港理工大学や紅●体育館など教育・文化施設も集積し、香港の都市生活を象徴するエリアの一つ。特に紅●フェリーターミナルは長年にわたり貨物輸送の拠点として香港経済を支えてきたが、都市再開発の流れの中でその役割を終えている。
現在は港鐵(MTR)に統合された香港と広州を結んでいた鉄道会社「九廣鐵路(Kowloon-Canton Railway)」時代に貨物の積み下ろしを担った歴史的な場所は、2010年に香港の鉄道貨物サービスが段階的に停止された後、2年後には線路を走る列車が姿を消した。
長年空き地となっていた貨物ターミナルは、政府の観光ホットスポット開発作業チームが推進する9つの観光重点プロジェクトの一つに指定されていた。發展局は公開入札を経て、この用地を紫荊文化集団傘下の灣區傳媒社に短期的に貸与し、約3年間にわたり開発・運営・管理を行うことになった。香港政府發展局、紫荊文化集團、海濱事務委員会なども同プロジェクトを支持し、ビクトリアハーバー沿岸における観光ホットスポットの一つとして発展を目指す。
同エリアは270度の視野で維港の景色を楽しむことができ、今年後半には全面的に開放する。一般市民が参加できるイベントの開催も計画しているという。
發展局の甯漢豪局長は開幕式で「ビクトリアハーバーの海辺を整備し、市民に多様で活気ある公共空間を提供することは、特区政府の重要な政策目標。紅●新海濱は270度の視野でビクトリア港の景観を楽しめる立地を生かし、観光と都市発展の潜在力を備えている」と述べた。
紫荊文化集團許正中董事長は「紅●新海濱は文化と観光の融合、当エリアの協調的な発展の成果であり、香港を拠点に中華文化の創新発展を推進する重要な窓口となる」と強調。灣區傳媒の楊勇董事も「3期計画に基づき、音楽、光と影の芸術、テクノロジーとの融合体験、国際的なパフォーマンスなどを段階的に導入し、市民と観光客に新しい海濱体験を提供する」と語った。
第1期では音楽演出やドローンショー、ヨットや帆船展示などを展開。第2期では海上イベントや遊覧船アクセス、飲食サービスを強化する。第3期では国際芸術展や華服フェスティバル、電子音楽祭、ペットと楽しむことができるパークエリアなどを導入し、文化・芸術・テクノロジー・レジャーが融合する総合拠点へと発展させていく。
●=石へんに勘