鳥取県発の人気ブランド「Truffle Donut(トリュフドーナツ)」が8月1日、香港初の店舗を尖沙咀のハーバーシティ(G03A, OT, Harbour City, Tsim Sha Tsui, Kowloon TEL +852 3582 8241)にオープンした。2024年に創業し日本国内で27店舗を展開する同ブランドは、日本の発酵技術を基盤にした「生ドーナツ」で知られている。海外もタイ、台湾、カナダにすでに進出し、香港展開は、「366 San Roku Roku Pan」などを展開するTaste Gourmet Groupがフランチャイズで展開する。
トリュフドーナツは、古田琢也さんが鳥取県で立ち上げたブランド。カボチャを練り込んだ特製生地に、手作りクリームを合わせることで、「軽やかで柔らかな」食感を実現し、日本国内では幅広い世代に支持されてきた。「カボチャを生地に練り込むことで、カボチャの水分量がパンとドーナツの間のような食感を作り出す」と古田さんは話す。
香港展開では、約30年の経験を持つベテランパン職人である何永強さんがチームを作り、製造を担う。何さんはもともと日本の職人の下で修業を積み、現地での研修も重ねたことで、日本式製パン文化への理解が深い。古田さんは「香港のスタッフは、何さんが中心となって、プロフェッショナルが集まってくれている。日本へのリスペクトが熱く、スピード感を重視する傾向は強いが、海外もいくつか経験も増え、仕事がしやすい」と話す。香港出店を前に、発酵温度や湿度を香港の気候に合わせて調整するなど、現地仕様を加えながらもブランドの理念を忠実に再現した。
香港店では、7種の「クラシック定番シリーズ」と3種の「香港限定シリーズ」、計10種の生ドーナツを提供する。おやつ感覚でそのまま食べられるように紙で挟んで一個ずつ提供するほか、3個入り、6個入りなどのボックスも用意した。
主力の「TRUFFLE(トリュフプレーン)」(32香港ドル)は芳醇(ほうじゅん)なトリュフの香りと生地のカボチャの甘味、ドーナツにまぶした塩の塩味で「バランスを追求した」というブランドの象徴的な一品。注文が入ってから揚げたてを提供する。
牛乳とカボチャを練り込んだ「PLAIN(プレーン)」(26香港ドル)は、「シンプルながら生地本来の甘みと柔らかさを楽しめる」という。軽やかなクリームを詰めた「WHIPPED CREAM(ホイップクリーム)」(29香港ドル)、天然バニラを香らせた「CUSTARD(カスタード)」(32香港ドル)、果肉入りの「STRAWBERRY(ストロベリー)」(36香港ドル)のほか、宇治小山園の濃抹茶を使った「MATCHA(抹茶)」(36香港ドル)、濃厚なチョコレートクリームを包んだ「CHOCOLATE(チョコレート)」(34香港ドル)など、定番の味わいをそろえる。
香港側からのアイデアを元に限定シリーズも登場。香港スイーツ「Mango Pomelo(楊枝甘露)」をアレンジしたトロピカル風味の一品(38香港ドル)、マレーシア原産の高級ドリアン品種「ムサンキング」をたっぷり使った「Durian(ドリアン)」(48香港ドル)、ベルギー産ピスタチオクリームとナッツを組み合わせた「Pistachio(ピスタチオ)」(42香港ドル)も用意した。いずれも香港ならではの味覚を日本スタイルの生ドーナツで表現したユニークな商品となっている。
営業時間は 11時~21時(金曜・土曜・日曜・祝日は22時まで)