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香港のフレンチが週末限定ランチ バスキアなどのストリートアートを所狭しと展示

現代アート作品で溢れる店内

現代アート作品で溢れる店内

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 「ストリートアートとフレンチ」をコンセプトに2014年にオープンしたファイン・ダイニング「Bibo」(163 Hollywood Road, Sheung Wan, Hong Kong Tel: 29563188)が2月20日、新たに週末限定のランチメニューの提供を始めた。

シェフのニコラス・チューさんによる新しいランチメニュー

 昨年6月にニコラス・チューさんを新しいヘッドシェフとして迎えたほか、カクテルバーエリアをワインバーに更新するなど新たな要素を加えながらも、オープン当初から変わらないのは店内に所狭しと展示されている現代アート作品の数々。ストリートアートとフレンチのファイン・ダイニングが違和感なく共存できる空間をと、店内は廃虚となったフランスの鉄道会社をイメージしている。ストリートアーティストが電車のスプレーペインティングや使われていない建造物、建設現場などを活動の場とすることからインスピレーションを受け、そのイメージに合った家具、時刻表、未使用の切符などを店内にディスプレーする。

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 目を引く内装のほか、展示されているアート作品も注目を集める。アメリカを代表する現代アーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアの作品やイギリスの覆面グラフィティ・アーティスト、バンクシーらによるストリートアートと呼ばれる作品を中心に収集された作品はインテリアの範囲を超え、ギャラリーのようになっている。日本からは草間彌生さん、村上隆さん、奈良美智さんらの作品も飾られている。店内には世界的に著名なアーティストを招待し、壁やドアに直接描かれた作品もあり、食事だけでなく店内のアート作品を鑑賞するのも来店の楽しみの一つとなっている。

 今回新たに加わった週末ランチは土曜・日曜限定の提供で2つのコースを用意。アントレ1皿、メイン1皿とデザートを含む「3 Steps」(438香港ドル~)とアントレ2皿、メイン1皿、デザート2皿を含む「5 Steps」(588香港ドル~)の2種類。アントレはキヌアとみそ、ミックス・ハーブとナスを使った「Eggplant」やホタテとカリフラワー、タラ、ココナツを含む「Scallop」などの4種類を提供。メインはバターをベースにしたソース、ブールブランで食べるキンメダイのチコリとカラスミ添え「Kinmedai」や鳩肉にワイルドライス、ムール貝と豆類を添えた「Pigeon」のほか、150香港ドルの追加料金でオーダーできる「Wagyu Miyazaki」は宮崎牛にサラザン、リンゴピューレ、イクラ、オリーブを添えたもの。デザートもパッションフルーツとレモンの「Cream」やチーズセレクションなど4種類から選べる。

 シェフのニコラス・チューさんはフレンチに日本の懐石料理やアジアのテイストを加えることを得意としていることから今回のメニューにも日本の食材を取り入れている。日本の懐石料理店で料理人としての修業を始め、以後フレンチに転身し、直近では香港のフレンチレストラン「Serge et le Phoque」でエグゼクティブ・シェフを務めミシュラン1つ星の獲得に同店を導いた経験の持ち主だ。そんなニコラスさんが料理人としての道を目指す前はインテリア・デザイナーの経験もあったと言い、アートとフレンチを融合する「Bibo」を率いている。

 同店はワインリストの豊富さでも知られており、ワインバーでは170種類のグラスワインを楽しめる。今回のランチメニューにもワインペアリングを用意しており、3種類=198香港ドル、5種類=388香港ドル。1人388香港ドルでシャンパンの飲み放題も選べる。

 営業時間は、ランチ=12時~14時30分(土曜・日曜のみ)、ディナー=18時~22時30分、ワインバー=17時~翌1時。

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