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生まれ変わったホテル「House 1881」 オールド香港を感じることができる10室で

改装後も部屋数は10室に抑え、ラグジュアリー感のあるホテルを維持

改装後も部屋数は10室に抑え、ラグジュアリー感のあるホテルを維持

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 尖沙咀(Tsim Sha Tsui)にある観光名所「1881(1881 Herigate)」内の中心的建物でホテルとして使われる「1881公館(House 1881)」(Main Bldg, 1881 Heritage, 2A Canton Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong TEL 3988 0000)が5月8日、グランドオープンした。

オープニングセレモニーには行政長官も出席

 「1881」は元々、水警総部(Former Marine Police Headquarters=水上警察署の本部)と呼ばれ、ビクトリア・ハーバーを通過する船に時間を知らせるための時間球塔(Time Ball Tower)などイギリスの統治下時代をしのばせる建築物などの施設があった。1994年には法定古蹟に指定され、1996年に西湾河(Sai Wan Ho)に移るまで使われていた。第2次世界大戦中は日本海軍の基地として使用し、日本軍は地下通路などを建設している。

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 水警総部移転後の跡地再開発を香港の最大手のデベロッパー長江実業(現長江実業集団(CK Asset Holdings)が3億5,200万香港ドルで受注し、50年間の運営を担うことになった。ショッピングモールと海利公館(Hullett House)というホテルを作り2009年に11月にオープン。クリスマスシーズンになると正面の広場の前に登場するクリスマスをテーマにした巨大なデコレーションは、隣接する海港城(Harbour City)のクリスマスツリーと並ぶフォトスポットとして有名だ。

 長江実業集団は、これまで海利公館の運営を「Cafe Roma」「Finds」「Dada Bar +Lounge」などの飲食店やホテル「帝樂文娜公館(The Luxe Manor Hotel)」を運営している企業「廣域理念(GR8 Leisure Concept)」に委託していた。しかし、長江は2017年6月で業務委託を終了することを通知。グループ会社の「海逸國際酒店集團(Harbour Plaza Hotels and Resorts)」の下で経営することを決めた。それに伴いホテルの改修を進め、「1881公館(House 1881)」として生まれ変わった。

 客室は全10室で、「富尚套房(PREMIER SUITE)」の広さは約940平方フィート。専用バルコニーからビクトリア・ハーバーを一望できる景色が最大の特徴。テーマは「昔の香港」とし、当時を感じられるような部屋のデザインと家具を置いている。887平方フィートの「富麗套房(CORNER SUITE)」のメインルームには木目調の床を使う一方、バスルームの床には市松模様を採用するなど温かみと先鋭さを同居させたコンセプトになっている。

 ダイニングは高級広東レストラン「富悦軒(Fortune Villa)」、ステーキレストラン「馬廊●房(Stable Steak House)」、バー「警長●(The Sergeant's Bar)」、カフェ「長廊珈琲廳(Cafe Parlour)」など6店から成る。

 同ホテルは中庭も改装し、結婚式、パーティー、記者会見などができるようにした。「香檳廊(CHAMPAGNE GALLERY)」は屋内の小規模宴会場で、豪華なじゅうたんやソファなどがあり、儀式、婚礼の撮影場所、会議などに使えるようにデザインされている。

 馬廊●房=手へんに八。警長●=口へんに巴。

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