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セントレジスが香港初上陸 全部屋にバトラーサービス、チャットも導入

客室は50平方メートルからで、ゆったりとした作り

客室は50平方メートルからで、ゆったりとした作り

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 5つ星ホテルのオープンが続く香港・湾仔のハーバードライブに4月11日、マリオット・インターナショナルの最高級ブランドで香港初のセントレジスホテル&リゾートとなる「セントレジス香港」(1 Harbour Drive, Hong Kong TEL 2138 6888)がオープンした。

毎晩ジャズのライブも楽しめる「The St. Regis Bar」

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 湾仔のコンベンションセンターから徒歩圏内に立地する27階建の同ホテルは香港出身の建築家アンドレ・フーさんによるデザイン。アンドレ・フーさんと言えば、金鐘のブティックホテル「ジ・アッパー・ハウス(The Upper House)のデザインを担当し、その名が一躍世界に知られることになった有名建築家だ。香港の文化的多様性と不朽のエレガンスを伝統的な要素と現代的な洗練性を取り入れたデザインで表現している。ウッドのフローリングで温もりのある空間を演出し、大きめの窓からはハーバービューとシティビューが望める。全129室を用意し、うち17室がスイートとなっている。

 ほかのセントレジス同様、ここでも同ブランドの特色である24時間バトラー(執事)サービスを提供するだけでなく、バトラーへの連絡は電話のほか、マリオットのモバイルアプリを通じたチャットでの連絡やワッツアップやウィーチャットなどのメッセージアプリでも連絡が取れるeButler chatを導入した。宿泊の部屋に関係なく全ての部屋にバトラーが一人付き、宿泊客の要望に応え、例えば記念日のアレンジから荷物のパッキングなどのリクエストに対応し、「思い出に残る快適なステイを提供する」という。

 ホテルには2つのレストラン、ラウンジとバーを設けた。フレンチのファインダイニング「L’Envol」はマンダリン・オリエンタルの「ピエール」に始まり、「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」を経て自身の店「シーズンズ」を銅羅湾にオープンし、これまでに計18のミシュラン星を獲得しているオリビエ・エルゼールさんがエグゼクティブ・シェフを務める。広東料理「潤 (Run)」ではホテル The Miraの「國金軒」やマンダリン・オリエンタルの「文華」で腕を振るった洪志光さんが得意とする伝統広東料理にコンテポラリーな要素を加えたメニューを提供する。ラウンジ「The Drawing Room」ではテラスを望みながらオールデイダイニングやアフタヌーンティーが楽しめる。「The St. Regis Bar」ではセントレジスのシグネチャーカクテルであるブラッディメアリーに乾燥したタンジェリンの皮、五香粉、香港の老舗しょうゆメーカー九龍醤園のしょうゆなどを加え、広東料理のエッセンスを取り入れた「Canto Mary」などオリジナルカクテルをはじめ、さまざまなカクテルをミクソロジストが提供するほか、ワインリストにも自信を見せる。毎夜、ジャズのライブパフォーマンスも行う。

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