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香港のイタリアン「AMMO」がフュージョン料理 日本料理を融合、期間限定で

和牛を使ったすき焼きのパスタ

和牛を使ったすき焼きのパスタ

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 金鐘(Admiralty)にあるイタリア料理の店「AMMO」(Lower Level, Asia Society Hong Kong Center, 9 Justice Drive, Admiralty, Hong Kong TEL 2537 9888)が9月11日、イタリア料理と日本料理を組み合わせたフュージョン料理の提供を始めた。

店内の様子

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 AMMOの名前は「Asia」「Modern」「Museum」「Original」の頭文字を組み合わせたもので、2012年5月にオープンした。場所は金鐘の太古広場(Pacific Place)の南側にある在香港英国総領事館の東側斜め向かいにある。

 オープンから7年を経過しても人気がある理由はインテリアデザインにもあるとされている同店。店があるアジアソサイエティー香港センターはかつて旧イギリス軍の弾薬庫として利用されており、その一角を改装したものだが、デザインを手掛けたのは、中華系にルーツを持つハワイ生まれのジョイス・ウォン(Joyce Wang)さん。フランス映画の名将、ジャン=リュック・ゴダールが1965年に公開した映画「アフファヴィル」(日本公開は1970年。ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞を受賞)からインスパイアされた内装で、モダン、ゴージャスでありながら、外を見ると自然に囲まれるという不思議な空間を演出している。ほかにも「Mott 32」「ICHU」「Spiga」なども担当したことでも知られている香港を代表するインテリアデザイナーだ。店舗面積は1000平方フィートだが、席数は56席。
 現在、同店のエグゼクティブシェフを務めるのは15年の経験を持ちミシュラン星付きレストランでも腕を振るってきた羅駿熙(Jack Law)さん。

 今回の日本とイタリアの料理は、6品が出るコース料理(680香港ドル)で構成する。スターターは「紅蝦他他配高湯●●(Red Prawn Soy Panna Cotta)」を提供する。豆乳、昆布、かつお節などを使ったスープにスペイン産の赤エビを入れたもの。「紫蘇意大利餃子配蔬菜清湯(Shiso Tortellini in Brodo)」はイタリア風のワンタンスープに、シソを入れて日本風の味に仕上げた。「A5和牛壽喜燒寬條寛配低温慢煮意大利蛋黄(A5 Wagyu Sukiyaki Tagliolini with 65-degree slow cooked egg yolk)」は、テール、リブなどの牛肉部位とたくさんの野菜を2日間煮込んだだしを作り、そこにすき焼きソース加え、最後に溶いた卵黄をかけて食べるパスタ。ほかにも「日式??和牛配炸意大利飯(Wagyu Curry Risotto)」は、和牛のカレーリゾット。北海道のスープカレーからヒントを得たもので、牛肉やチーズなどの加え、調理方法を工夫してリゾットに変身させている。

 営業時間は12時~22時(金曜・土曜・祝日は23時まで)。11月30日まで。
●●=口へんに者、口へんに厘

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