アパレルとインテリアを扱う複合型ショップとして展開中のトリニティアーツの基幹ブランド「niko and...(ニコアンド)」が8月30日、太古駅直結のショッピングモール「シティプラザ(太古城中心-G/F,Shop 054)」にオープンした。同店は3号店で、香港島への出店は初めて。
店舗面積は約50坪。エントランス付近にメンズ、レディスともにアパレル関連の商品を並べ、奥に雑貨を配置する。他店同様什器をすべて木製にすることでぬくもり感を演出し、照明もフランスのアンティークものを使うなどしている。商品は、30%をオリジナルで展開し、その他は日本製の商品や世界各国からブランドイメージに合うものを仕入れる。
「アパレル+雑貨という形態は成熟した香港マーケットにも適しており、特に日本の雑貨は香港の人に人気が高い」とトリニティアーツの小林千晃さん。マスキングテープ、ノートなどのアイテムから、今治のタオル、岐阜の美濃焼など幅広い商品構成で展開する。価格帯は、ノートなどが20香港ドル~、日本製靴下は1足100香港ドル~。
現在は、日本製のものや世界各国から一度日本に輸入した商品を香港向けに輸出し店頭に並べているが、数カ月前に香港を拠点に生産、バイイングができるようにチームを新設したばかり。今後は中国、韓国をはじめとした海外展開を、香港を拠点に考えていくという。
客層については、「夫婦やカップルなど男女で来てくれることが多い」と小林さん。「(1号店)オープンから1年ほどが経過したが、売り上げは予想を大きく上回る形で推移している」と香港市場への手応えも明かす。1号店の尖沙咀ミラモールの店の売り上げが当初計画1,500万香港ドルだったのに対し2,000万香港ドルを達成。今後1~2年の間に香港内に10店舗程度の展開を計画している。
営業時間は11時~22時。