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香港島・北角にスーパー「一田(YATA)」 オープニングは沖縄フェア

香港島東エリアに進出を果たしたYATA

香港島東エリアに進出を果たしたYATA

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 日本の食材を多く取り扱うスーパーマーケット「一田(YATA)」が11月5日、北角(North Point)のフェリーターミナルすぐ西側に開業したショッピングモール「北角匯(Harbour North)」(B1, Phase 2, Harbour North, 123 Java Road, North Point, Hong Kong TEL 2192 2300)内にオープンした。北角店は同社にとって香港島の東エリアへの初の開業となる。

 一田は、前身の西友の運営権を2005年に香港最大手のデベロッパーである新鴻基地産(Sun Hung Kai Properties)が取得し、2008年に現在の名前に改名した。これまでに11店舗を経営しており、北角店で12店舗目となる。同社は基本的に九龍(Kowloon)と新界(New Territories)に店を展開してきた。香港島については2017年2月に西營盤(サイインプン)への出店という形で香港島進出を果たしたものの、店舗規模はさほど大きくなく、東エリアには店舗がなかったことから、念願の香港島への本格的な進出ともいえる。開店当日はオープン時間前から大勢の香港人が行列を作るほどで、地元住民の期待の高さがうかがえた。

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 開業コストは5,100万香港ドルで、大きさは2万8073平方フィート。オープンを祝い、店のすぐ外にある芝生エリアに高さ3.4メートル、幅8メートルの巨大なマグロのオブジェを展示する。店そのものが海に近いこともありフィッシャーマンズワーフを意識したデザインに仕上げたという。壁は青を基調としたほか、漁港や漁船で使われるロープと電球を巧みに組み合わせて照明にするなど、港町、魚市場を連想させる造りだ。

 オープニングフェアとして「沖縄フェア」を目玉に据える。オープニングセレモニーに出席した和田充広大使兼総領事は、同社を日本の大切なパートナーとして開店の祝辞を述べながら、「オープニングセレモニーとして沖縄を選んでくれたことがうれしい。日本全国の多くの農林水産物が那覇を経由して香港に輸出されており、沖縄は日本と香港にとって大変重要な所」と説明を加えた。黄思麗(スザンナ・ウォン)CEOも登壇し、これまでの日本のサポートに感謝するとともに、沖縄フェア開催に当たっても先日の首里城全焼のことについて触れ、「再建に向けた支援の募金箱も店内に設置した」と述べた。

 同店には、岐阜県高山市にある中華まんで有名な「喜八郎」が香港に初進出。開店を記念して飛騨牛を使った肉まん(36香港ドル)を提供する。ミシュランガイド大阪の2017年版でビブグルマンを獲得した「あべのたこやき やまちゃん」。その姉妹店である「はち八」が北角限定でのりと黒糖を使った特製のたこ焼きを販売する(6個39ドル)。神戸に本社を置く1905年創業のベーカリー「ドンク」も出店し、ミルクパン(6個20ドル)をはじめとしたアイテムを並べる。加えて、ミシュランガイドブックの香港版で、5年連続で1つ星を獲得した「阿鴻小吃」は鹵水墨魚片(100グラム20香港ドル)と南乳粗齋(100グラム16ドル)を特別価格で販売する。

 通りすがりにホタテ、イカ、カニ、明太子入りチキンウィングなどの浜焼きを店先で味わえるように食のコーナー「一田海産浜燒祭」も展開(50~138香港ドル)。ほかにもオープニング目玉として、神戸牛と近江牛、飛騨牛の盛り合わせセット(11月11日まで、1日20セット限定。799香港ドル)、姫路市にある田中酒造場が製造する日本酒「亀の甲 純米大吟醸 寿亀 神韻」も販売する(2,788香港ドル)。手軽な菓子類では、プリッツの沖縄限定の「紫いも」と「黒糖」味(各69.9香港ドル)なども並べるなど、開店から日本尽くしのスーパーとして展開する。

 開店を記念して11月9日・16日の14~15時はマグロの解体ショーを行い、客はマグロの部位の味見ができ、すしまたは丼飯で提供する。

 営業時間は9時~21時。

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