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「らーめん台風」が香港島進出 香港で3店舗目、店ごとに異なるラーメンで勝負

人気がある魚介豚骨ラーメン、チャーシューは真空低音調理で

人気がある魚介豚骨ラーメン、チャーシューは真空低音調理で

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 これまで新界の●灣に1店舗、九龍の旺角に1店舗を展開してきた「らーめん台風」が1月1日、香港島の湾仔(No.389,Lockhart Road,Wanchai,Hong Kong TEL3460 2102)に新店をグランドオープンした。

店舗外観の様子

 同店はもともと東京都文京区内にあったブランドが2012年、香港進出を前に閉店。現在は東京・日本橋に改めて出店しているが、香港を拠点に魚介豚骨ラーメンをオリジナルとして展開するラーメンブランドである。

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 魚介豚骨ラーメンは5種類の魚と豚骨という強いもの同士をぶつけたしょうゆベースの濃いめのスープが特徴で、作るのに2日を要し、たれは継ぎ足して使っている。麺はラーメンには低加水の中太麺を使って「強めのスープに負けない」麺を香港内で製麺している。

 灣仔店も他の店同様、カウンターのみにこだわり、調理場を臨むL字型のカウンター1列と壁に向かう1列で24席を配置する。テーマ色の紫とオレンジを交互に組み合わせ、フィギュアを置くなどしてポップな印象に仕上げた。

 同店のオリジナルメニューはメインの「魚介豚骨拉麺」(78香港ドル)。店舗限定メニューはエビのエキスにカニの油なども加えて香りが特徴の「濃厚蟹蝦豚骨拉麺」、イカ墨ベースのスープに粉チーズとトリュフを入れた洋風スタイルの「墨汁黒松露拉麺」、エビの味が香ばしいつけ麺「海蝦味噌沾麺」(以上88香港ドル)の3種類を用意した。回転率を上げるためにも、サイドメニューのギョーザやアルコール類などはないが、例えばチャーシューも湾仔店のみ真空低音調理で3日かけて作るチャーシューを添えるなど、新しい手法を紹介して発信につなげている。

 同社の特徴は、これまで出店の店舗を含め、それぞれの店が独自性を持ち、展開するメニューも異なる点。●灣ではトマトベースのラーメンや混ぜそばを用意し、旺角は、昼はつけ麺、夜はラーメンに絞って提供するなど、店ごとに異なる。各店で期間限定メニューを展開することで新鮮さを出している。どの店舗も常連客は周辺の住民がほとんどだというが、各店舗が独自性を出すことで別の店も訪れたいと、すでに海を渡って香港島の店舗に顔を出す客もいるという。

 谷津達観店長は「ラーメンは変わらないのが良いという考えもあるが、うちはそれぞれの店で展開するメニューを変えたり、より良くなるように進化させたりするのがスタイル」と話す。「旺角には絵が上手なスタッフが働いていたりするので、店の壁面などは自由に描いてもらっている」と香港のスタッフも店づくりに参加している様子を話す。「最近は若い子でも日本のワーキングホリデーでラーメン屋での仕事を経験した興味がある子も出てきており、いろいろと意見も出し合う」と日本人と香港人の両方での店づくりを大切にする。

 営業時間は、ランチ=12時~15時30分、ディナー=17時30分~22時30分。

 ●=草かんむりに全。