香港各地で中秋節のイベント-ペットボトル再利用・巨大ランタン作品も

目玉は「悦満中秋」と題された半月ドーム型の巨大ランタン。直径20メートルで高さは10メートル、外壁は廃棄された7000個のペットボトルを再利用(写真:HKTB提供)

目玉は「悦満中秋」と題された半月ドーム型の巨大ランタン。直径20メートルで高さは10メートル、外壁は廃棄された7000個のペットボトルを再利用(写真:HKTB提供)

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 中国で最も重要とされる伝統的な祭りの一つであり、豊作と満月を祝う中秋節のイベントが9月14日から香港各地で開催され、今年は9年ぶりに中秋節当日19日に満月を迎えることから、一層盛り上がりを見せている。

伝統ある大抗(タイハン)のファイヤード ラゴン・ダンス

 香港政府観光局は9月14日~22日の9日間、香港島銅鑼湾(コーズウェイベイ)のビクトリア公園のサッカー場で、中秋節イベントとして「香港ミッドオータム・フェスティバル 2013」を開催する。

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 今年の目玉はビクトリア公園のペットボトルのランタン。会場内「one2free ランタン・ワンダーランド」では、「ランタン・ワンダーランド・デザインコンペティション」で金賞を受賞した4人の若手アーティストによる巨大ランタン「ライジング・ムーン」を展示する。同作品は、約7000 本のリサイクルプラスチックボトルやリサイクル品、LEDライトを使用し、環境保全を考えるきっかけとなることを願って作られたもの。そのほか同会場には、地元の手作り品や、露店などが並ぶ。

 また銅鑼湾近くの大抗(タイハン)エリアでは 18日~20日の3日間、100年以上の歴史を持つ「大抗(タイハン)ファイヤードラゴン・ダンス」が鑑賞できる。1880年代、現在の大抗(タイハン)にあった村で疫病が流行した際に、太陰暦の8月14日の満月から16日までの間、人々が線香を立てた草で作った龍(りゅう)を掲げ、爆竹を鳴らしながら村中をパレードした後に、疫病の流行がなくなったという逸話を発端としている。ファイヤードラゴンは、全長67メートル、頭の重さは48キログラムで胴体は32の部分に分かれており、期間中3日間で、37万2000本の線香を使って行われる迫力のあるパフォーマンスだ。開催時間は19時30分~22時30分(20日のみ22時まで)。

 中秋節イベントのクライマックスは19日。地元新聞「明報」によると今年は午前0時に満月を迎える。19日18時07分に月が出始め、19時13分に最も丸くなる。午前0時に満月を迎えることは珍しく、次の機会は24年後の2037年だと報じられた。また、月が最も高くなる「上中天」は翌20日の0時22分で、これが観賞のベストタイミング。方角は香港の西南、地平線と月との角度は70度。公園やビーチなど高い建物が少ない場所では見ることができるようだ。

 この日「大抗(タイハン)ファイヤード ラゴン・ダンス」は、ビクトリア公園の会場にも22時45分ごろ~23時30分ごろまで登場する。また、中秋節のランタン祭は同園のほか、尖沙咀文化中心でランタン展示「Home Sweet Home」、沙田公園での「新界東ランタン・カーニバル」など各地で開催予定。ファイヤードラゴンダンスは薄扶林でも鑑賞できる。