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香港ディズニーが15周年 新しい城「キャッスル・オブ・マジカル・ドリームス」も完成

香港ディズニーランドに登場した新しいランドマーク「奇妙夢想城堡(Castle of Magical Dreams)」

香港ディズニーランドに登場した新しいランドマーク「奇妙夢想城堡(Castle of Magical Dreams)」

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 香港ディズニーランドは11月21日、15周年を記念したイベント「15周年奇妙慶典(15th anniversary celebration)」を始める。注目は、これまであった城「睡美人城堡(Sleeping Beauty Castle」」(眠れる森の美女の城)が「奇妙夢想城堡(Castle of Magical Dreams)」(キャッスル・オブ・マジカル・ドリームス)に建て替わった点で、今後はこの城が香港ディズニーのランドマークとなる。

城の完成にあわせ、城の紹介をする新アトラクションも

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 ディズニーランドの「核」ともいえる城を変えるのは世界のディズニーランド中でも初めてのこと。香港ディズニーランドは今でこそ拡張し規模が大きくなったものの、眠れる森の美女の城は高さ23メートルと世界一小さかったため、香港以外のディズニーランドに行った経験がある人からは「小さい」と言われがちだった。

 新しい城の高さは明らかになっていないが、「カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドの眠れる森の美女の城よりも大きい」と香港ディズニーランドはコメントする。キャッスル・オブ・マジカル・ドリームスには13のディズニープリンセスとクイーンの物語が盛り込まれており、城の各尖塔は色、パターン、装飾などで表現している。

 11月21日からはキャッスル・オブ・マジカル・ドリームス内を巡るツアー「奇妙夢想城堡導賞之旅(Glimpse into the Magic)」を始める。城内の音声ガイドは、香港を代表する女優・林嘉欣(カリーナ・ラム)さんが担当する。

 城の完成に合わせて、新パビリオン「奇妙夢想城堡故事展(Building a Dream: The Magic Behind a Disney Castle)」を併設し、新しい城の概念、設計、建設に関する技術的な解説、新しい城を建設するに当たっての背景を紹介する。併せて、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサー・アニメーション・スタジオの提携などについても知ることができるコーナーにした。

 11月21日から30日までに香港ID所有者を対象に、香港ディズニーランドのチケットの1日券、1万5000枚分または迪士尼探索家度假酒店(Disney Explorers Lodge)のスタンダードルーム1泊(150組分)が抽選であたるプロモーションを実施する。利用期間は12月14日から2021年3月14日まで(ただし、2020年12月19~31日,2021年1月1日~2日、2月12日~16日は利用不可)。結果は12月9日に香港ディズニーランドのホームページで発表する。

 ほかにも来年1月31日までに年間パスポートの「奇妙處處通(Magic Access)」を3つ以上購入した人には15%引きのプロモーションを行っている。12月27日からはマイケル・モリアーティ(Michael Moriarty)さんが香港ディズニーリゾート(HKDL)のマネジング・ディレクターに就任することが決まっている。モリアーティさんはウォルト・ディズニー・カンパニーで14年間働いた経験があり、2009年~2012年はHKDLの最高財務責任者(CFO)に就いていた。

 香港ディズニーランドは、新型コロナウイルスの影響で2度の一時休園を迫られており、キャッスル・オブ・マジカル・ドリームス、マーケティング、新しい経営のトップなど、一連の方策を通じて立て直したい考えだ。

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