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香港政府、店内飲食禁止は22時以降に緩和へ オーシャンパークは明日から再開

18日からコロナ規制が一部緩和する香港

18日からコロナ規制が一部緩和する香港

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 香港政府の食物及衞生局(Food and Health Bureau)の陳肇始(Sophia Chan)局長は2月16日、旧正月明けの2月18日から3月3日までの14日間の新型コロナウイルス対策について発表した。「旧正月中に大きな変化がなければ緩和措置を取る」と話していた通り、店内での飲食禁止について開始時間を18時から22時まで緩和するなどとした。

 香港は17日現在、累計感染者数が10,813人、死亡者は195人、回復者10,269人、新規感染者は16人と、明確に新規の陽性者が減少している。陳局長は緩和することになったことについて、香港内での新規感染者が低い数字となり、1人の感染者から何人に感染が広がるかを示し、1を下回ると収束に向かうとされる「実効再生産数」は0.6であるとした。

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 緩和措置は、スポーツ施設、フィットネスジム、美容院・マッサージ、公共娯楽施設(コンサートホールなどの会場、テーマパーク、博物館、映画館など)、アミューズメント施設(ビリヤード場、ボウリング場、アイススケートリンク)、ゲームセンターは18日から営業再開が可能となる。オーシャンパークは18日から、香港ディズニーランドは19日から再開する。一方、サウナ、パーティールーム、バー・パブ、ナイトクラブ、カラオケ、マージャン店、スイミングプールなどはまだ再開を認められていない。

 レストランについては、店内飲食禁止の開始が18時から22時に緩和され、1卓当たりの人数は2人から最大4人に緩和されることになった。ただし、18時以降の営業を再開する場合、2点が必要となる。1点目は、一つ香港政府が開発した新型コロナウイルスの感染者と接触した可能性を通知するスマートフォン向けのアプリ「安心出行(LeaveHomeSafe)」について、来店客は入店の際にQRコードのスキャンが必須である点。アプリをインストールしていない場合やスマホを持っていなければ、氏名、電話番号、来店日時とといった個人資料の記入を求める必要がある。これらが守られなければ店は3~14日間の営業停止となるほか、最高で5万香港ドルの罰金、6カ月の禁固刑となる。

 2点目は、全ての従業員がPCR検査を受けなければならない。さらに14日ごとに検査を継続して受け続けなければならないほか、その記録を31日間、保存しなければならない。これは、店側にとって出勤者の調整を行う必要があるため難しい運営を迫られそうだ。3月1日からは政府系庁舎に入る場合も安心出行のQRコードのスキャンまたは個人情報の登録が求められる。

 公衆での集まりを制限する「限聚令」については最大2人、公共の場や公共交通機関でのマスク着用義務についての変更はない。ただし、限聚令についてはできるだけ早く行政会議に2人から4人に緩和するように求めたいとした。

 今回の新型肺炎で大きなダメージを負った旅行業界だが、業界団体は政府に対して中国本土に関する旅行について建議したいとした。感染拡大防止措置として、出境、入境の際には安心出行の利用する、旅行者は座席も自由ではなく指定された場所に座る、バスドライバーなどには14日ごとのPCR検査を求めるとしている。早ければ3月初めから実現したいとした。