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香港政府、第3弾の強制隔離政府指定ホテル公表 PCR検査結果は空港で判明

香港国際空港到着ロビーの様子

香港国際空港到着ロビーの様子

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 香港政府は3月19日、4月21日~6月19日の強制隔離用の政府指定ホテルの第3弾を発表した。これまで香港国際空港到着後でのPCR検査で検査結果が夕方までに判明しなかった場合、政府が用意したホテルに一夜滞在しなければならなかったが、検査能力向上から判明までの時間が短縮されたため空港のみの滞在に変更する。併せて香港からマカオに向かう場合、マカオ内での強制隔離期間は21日から14日に短縮される。

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 香港政府は昨年12月22日から、政府が指定するホテルで強制隔離しなければならない施策を講じている。政府とホテルの第2弾の契約が4月20日で切れるため、香港に戻る計画をしている香港市民の予約状況を勘案して約1カ月前に発表となった。

 第1弾は36軒で1万2000室、第2弾は同じく36軒1万室だったが、第3弾は30軒で8300室。30軒のうち29軒は第2弾と同じで1軒が新規のホテルとなる。1泊500香港ドル以下のホテルが11件から13件に増加し、合計で2800室、全体の34%を占める。1,000香港ドル以下であれば7000室、84%となる。

 第2弾から外れたのは、愛得甫酒店(IW Hotel)、香港?碼港艾美酒店(Le Meridien Hong Kong, Cyberport)、香港銅鑼灣皇冠假日酒店(Crowne Plaza Hong Kong Causeway Bay)、頤庭酒店銅鑼灣(Eco Tree Hotel Causeway Bay)、香港喜?登酒店(Sheraton Hong Kong Hotel and Towers)、君怡酒店(The Kimberley Hotel)、九?酒店(The Kowloon Hotel)の7ホテル。新規として、香港JEN酒店(JEN Hong Kong by Shangri La)が追加された。

 これまではホテルで強制検疫する前、香港国際空港に到着後、PCR検査をしなければならないが、結果判明には相応の時間がかかることから、空港到着時刻が遅い場合は検査結果が判明するまで政府が用意したホテルで一夜過ごす必要があった。最新のホテルは逸泰居酒店(Headland Hotel)と香港天際萬豪酒店(Hong Kong SkyCity Marriott Hotel)の2つだったが、3月20日より、ホテルでの待機が無くなり全て空港で検査結果を待つことになった。

 これは、検査結果判定までの時間が短縮できるようになったことと、人の移動による接触をできるだけ減らして感染拡大の機会を無くすのが目的。これにより、空港でのPCR検査が陰性であれば、自らが予約した政府指定ホテルに直行し21日間の強制隔離を行う。

 マカオ政府は3月18日、マカオ入境前の14日間香港に滞在していた人に対して強制隔離期間を3月20日より従来の21日から14日に短縮すると発表した。このところ、1日当たりの新規感染者が10人台で抑えられていることなどが要因だという。

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