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香港マラソン、10月24日開催へ 参加にはワクチン接種必須、「バーチャルラン」参加も

開催が正式に決まった香港マラソン

開催が正式に決まった香港マラソン

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 今年の「スタンダード・チャータード香港国際マラソン」が10月24日に開催されることになった。前回は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、エントリーは、中止になった2020年に参加資格を持っていた人は8月23日から、新規は9月2日から受け付ける。

香港マラソンのコース

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 1997年に約1000人の参加者でスタートした同大会は2019年には7万人を超える市民マラソン大会となったが、2020年は新型コロナの影響で中止に追い込まれた。2年ぶりの開催となる今年は、10月10日前にワクチン接種が完了し、14日が経過していること、72時間前に政府指定場所でのPCR検査、過去21日以内に香港以外の場所に滞在していないかなど、防疫措置をクリアした人のみが参加できる。日本から滞在する場合は14日の政府指定ホテルでの隔離があるため、35日間前には香港に到着する必要がある。

 距離は例年通り、フルマラソン(42.195キロ)、ハーフマラソン(21.0975キロ)、10キロの3種類で、それぞれ4000人、6500人、8000人と設定した。参加可能な人数は合わせて1万8500人と大幅に絞り込まれている。

 フルマラソンのコースは、沙咀(Tsim Sha Tsui)の彌敦道(Nathan Road)をスタート地点として北上。旺角(Mong Kok)から西に向かい、西九龍(West Kowloon)の途中からは高速道路に上がって北上し、青衣(Tsing Yi)や汀九橋(Ting Kau Bridge)を走り、西区海底隧道(Western Harbour Tunnel)を通過し、中環(Central)などを抜けて銅鑼湾(Causeway Bay)のビクトリアパークがゴールとなる。ハーフマラソンは、スタート地点から旺角方面まではフルマラソンと同じだが、その後は3 號幹線-出口3(Route 3-Exit 3)を通り、青葵公路(南行)(Tsing Kwai Highway(South Bound))を走って折り返し、後半はほぼフルマラソンと同じコースを走る。10キロは西区海底隧道が新しいスタート地点となり、後はフルマラソンなどと同じコースを踏襲し、フルマラソンと同じくビクトリアパークでゴールとなる。

 応募方法については、一般参加は2020年大会に参加登録していたランナーは8月23日~27日に登録できる。今年は参加者数を絞っているため抽選を行い、9月1日に結果を電子メールで通知する。落選した場合は2022年の参加資格を得ることができる。新規参加者は9月2日~6日に登録し、抽選結果を9月10日に電子メールで通知。参加費は、香港居民=フルマラソン450香港ドル、ハーフマラソン400香港ドル、10キロ360香港ドル。海外からの参加者はそれぞれ、70米ドル、65米ドル、60米ドル。

 新しい試みとして「バーチャルラン」も行う。香港マラソンの3つの距離別のコースのバーチャル体験が可能となる。参加資格は満16歳以上で、9月15日~10月15日に登録。登録した人は10月25日~11月14日に申し込んだ距離を走る。完走者には記念証書、記念Tシャツ、記念メダルを進呈。参加費は、香港居民=フルマラソン225香港ドル、ハーフマラソン200香港ドル、10キロ180香港ドル。海外からの参加者はそれぞれ、35米ドル、32.5米ドル、30米ドル。

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