香港・將軍澳駅直結のショッピングモール「PopCorn」に8月16日、杉養蜂園(熊本県熊本市)の蜂蜜を使ったドリンク商品や同ブランドの商品を販売する「BUZZ STAND」(Shop F87, 1/F PopCorn 2, No 9, Tong Yin Street, Tseung Kwan O Tel:2772 1127)がオープンした。
杉養蜂園は1946年、熊本でわずか3つの巣箱で養蜂家としてスタート。温暖な気候を利用して蜂蜜を作り始めた70年以上の歴史を持つ蜂蜜ブランド。香港では2015年から、日系スーパーやフードエキスポなどで、催事ベースでの販売を行い、2017年4月にSOGO銅鑼灣店に直営店をオープンした。催事などでの手応えを感じながら進出したため、売り上げも好調に推移していたという。現在は中国本土とは行き来ができないが、元々購入客の約8割は香港人で、約2割が主に広東省からの客の構成比だった。「今後も香港が長期的にも中国本土と世界をつなぐ連結地として、さらなる発展をしていくだろう」と期待している。
店舗には、自然と養蜂の関係をより深く理解するためのインタラクティブな体験ができるラボスペースを用意した。ハチが蜂蜜を作るまでの過程、食物連鎖や自然の生態系におけるハチの役割を学ぶことができる。オープニングプロモーションの一環として、香港に空輸された巣板を使ったライブデモンストレーションや試食などもできる。ほかにもショールームのように同ブランドの商品を展示して購入できるようにした。
天然のマヌカハニーを使ったドリンクをはじめとするスペシャルティドリンクのコレクションに力を入れる。代表的な商品には、マヌカハニーを使ったバナナスムージー(52香港ドル)がある。
モクテルは、フレッシュジュースとフルーツ入り蜂蜜を使い、糖分や添加物を抑えた、よりフレッシュで爽やかな風味に仕上げた。ハイライトメニューは、「パッションフルーツ」「マンゴー入り蜂蜜」、緑茶をブレンドした「パッションハニー」(38香港ドル)など。ほかにも青森のリンゴ入り蜂蜜、バラのつぼみ、カモミールティーをブレンドした「ローズハニー」(38香港ドル)やレモン入り蜂蜜、フレッシュミント、キュウリをソーダ水で割った「Honey Cooler」(以上32香港ドル)、緑茶をベースにユズ入り蜂蜜、ジンジャー、グレープフルーツを加えた「Honey Mule」(48香港ドル)などを用意した。
冷たいフルーツ系ドリンクのほかスペシャルティコーヒー、ミルクティーなどを用意する。ドリンクには、ブラックコーヒーと蜂蜜のハーモニーが楽しめる「ハニーブラック」(36香港ドル)、「ハニー抹茶ミルクティー」「ゆず蜂蜜緑茶」(以上38香港ドル)なども。
オーダーメードのワッフル(1枚16香港ドル)に好みのフルーツ入り蜂蜜をトッピングしたり、日本の牛乳を使った職人技のソフトクリーム(HK$28)にフレッシュな巣蜜(コムハニー)や蜂蜜漬けのフルーツをトッピングしたりするなど、天然の蜂蜜とその味わいを楽しめるようにしたメニューも用意する。
オープンを記念して10月31日まで、店舗利用の際に会員登録をした新規客に10香港ドルのバウチャー(有効期限11月30日まで2枚を提供する。
営業時間は10時~22時。