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香港、平均寿命は男女共5年連続世界一に 厚労省のデータは香港をランクから除外

香港大学医学院の発表で引き続き香港が平均寿命は世界一に

香港大学医学院の発表で引き続き香港が平均寿命は世界一に

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 香港大学医学院は9月6日、2019年の香港の平均寿命は前年の84.934歳から0.144歳増の85.078歳で世界一だと発表した。これは世界銀行に基づいたデータで、日本は前年の84.211歳から0.045歳延びて84.356歳と2位だった。

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 世界の平均寿命は日本の厚生労働省が毎年発表し、昨年まで香港は5年連続で1位を維持してきたが、香港がなぜ世界一になったのかなどの分析や各国の平均寿命についての解説は無かった。さらに厚労省は、2021年の発表分(2020年の平均寿命)からは世界保健機関(WHO)に加盟する主要48カ国を対象にし、香港は国ではなく「特別行政区」であることからランクから除外した。

 同大学院は香港、シンガポール、韓国の3カ国・地域のほか、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうちオーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカの1835年から現在までの2億6300人の死亡例を分析した。

 香港人の死亡の原因は、男性は、1位=ガン、2位=心血管の疾患、3位=呼吸器疾患だった。女性は心血管の疾患がトップで、2位=ガン、3位=呼吸器疾患となった。

 香港の平均寿命が長い理由として、男女問わず心血管疾患による死亡率は、香港の死亡要因とトップ3人に入っているものの、世界と比べると最も低いレベルであることが分かったほか、香港女性のがんが原因による死亡率も、世界では同じく低い地域の一つであるとした。

 さらに、喫煙率が世界と比べて低いことも平均寿命を延ばすことに貢献しているとした。ただし、紙巻タバコではなく電子タバコを吸う若者が大幅に触れているというデータがあり、将来への大きな懸念材料という見解を述べている。同医学院社会医学講座の林大慶教授は「私たちは立法会で電子および加熱式タバコの全面禁止とする条例の修正案を立法会に促したい」とした。

 厚労省が発表した2020年の簡易生命表によると、日本人男性の平均寿命は2019年81.41歳から0.23歳増の81.64歳、女性は同87.45歳から0.29歳増の87.74歳で、いずれも過去最高を更新。新型コロナウイルスは平均寿命の押し下げ要因になると思われたが、実際にはコロナをもろともせず平均寿命は延びた。レポートによると死因は男女共に、悪性新生物(腫瘍)が最も高く、男性では心疾患、肺炎、脳血管疾患、女性では心疾患、脳血管疾患、肺炎の順になっている。

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