香港の蘭桂坊にあるカリフォルニアタワーにあるレストラン「Porterhouse Seafood and Staek」(7/F California Tower, 30-36 D'Aguilar Street,Centre Tel:2522 6366)が10月8日、新しい「サーフ&ターフ」メニューの提供を始めた。
アメリカのステーキレストランでは、ステーキとシーフードが同じ皿に盛られた料理のことを海のものと陸のものという意味で「サーフ&ターフメニュー」と呼ぶことがあり、今回さらにメニューを充実させた。
床から天井まである大きな窓からは自然光が差し込む店内は、仕事の後の一杯やランチ、プライベートパーティーなど、さまざまなシーンで利用されている。店内のメインダイニングに56席、屋外10席、セミプライベートルーム28席など合わせて約100席を配置する。
イタリアのグループエグゼクティブシェフ、アンジェロ・ヴェッキオ(Angelo Vecchio)さんは、同店の料理チームを率いて5年になる。南イタリアのレッチェ県で生まれ育ったアンジェロさんは、ローマのミシュラン2つ星レストラン「イル・パリアッチョ」、トスカーナのミシュラン2つ星ルレ・エ・シャトー加盟店「イル・ペリカーノ」、ロンドンのミシュラン3つ星レストラン「スケッチ・バイ・ピエール・ガニェール」など、世界各地のミシュラン星付きレストランで活躍してきた。アンジェロさんは「私は火を使ってシーフードを調理するのが大好き。クラシックなイタリアンの味にひねりを加えるのがスタイル」と話す。
前菜の一つ「ロブスターサラダ」(218香港ドル)は、軽く加熱したロブスターの身にシチリア島産の甘い「ダッテリーノ」のトマト、レッドオニオン、パセリ、バジル、ラズベリーを重ね、セロリのソルベをトッピングしている。ブラウンクラブの身にキャビアを重ね、北海道産のウニをのせた「Crab & Caviar」(298香港ドル)も用意した。「ガリシア産タコの炙(あぶ)り」(280香港ドル)は、調理したタコに、砕いたポテトとスパイシーなンドゥヤソーセージを添え、サイドにはイカ墨のソース・アイオリとケイパーダストを添えている。
人気のビーフメニューは、「オーストラリア産のマユラ和牛」(1,880香港ドル)、「アメリカ産のブラント・プライム・ブラックアンガス・ストリップロイン」(100グラム198香港ドル)、「鳥取産和牛リブアイ」(同288香港ドル)などは200グラム以上のオーダーから提供する。高温のグリルで焼き上げることで、「一瞬にして肉の周りが締まり、肉汁が閉じ込められて風味が豊かになるという。
ブラックアンガスビーフのタルタル(258香港ドル)は、生卵の黄身をのせ、トリュフ入りのチップスを添えて提供する。ほかにも、骨無しチキンのロースト(388香港ドル)やラムラックのグリル(488香港ドル)など肉料理の選択肢も多い。
週末のブランチ・ビュッフェには飲み放題プランも登場した。土曜・日曜・祝日の11時30分~と13時45分~の2回、シーフード・ブランチ・ビュッフェの料金は、大人558香港ドル、子ども279香港ドルで、生ハム、サラミなどの盛り合わせた「コールドカット」やチーズ、サラダ、スープ、シーフード、殻付きのオイスター、ローストカービングステーション、パスタやエッグステーション、各種デザートなどを食べ放題として提供する。
飲み放題は338香港ドルで、シャンパン、ワイン、ビール、ポーターハウス・メリーやネグローニなどのシグネチャー・カクテルを提供する。168香港ドルで、フルーツパンチ、モクテルセレクション、ソフトドリンク、ジュースなどのノンアルコールを提供する「アルコールフリーパッケージ」も用意した。
「Let's Meat」ディナーメニューと名付けた4種類の肉を食べ放題のコースは、スープとシーザーサラダ、サーモンタルタル、ビーフタルタルなどの前菜を選び、メインディッシュには、オーストラリア産アンガス牛のストリップロインやスカートステーキ、ニュージーランド産ラムラック、カナダ産ポークチョップ、牛頬肉のタリアテッレなどの肉料理が食べ放題に。締めくくりには自家製のアイスクリームとシャーベットを添える。598香港ドルで2人以上、日曜~火曜に提供する。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~24時。週末・祝日のブランチ=11時30分~15時45分。