暮らす・働く

日本から香港への渡航が厳格化 PCR検査は48時間以内に短縮、フライト2週間停止も

さらに厳しさを増す香港の入境措置

さらに厳しさを増す香港の入境措置

  • 32

  •  

 香港政府は12月20日、オミクロン株の感染拡大が世界中で止まらない措置を受けて新しい防疫政策を発表した。航空便において、搭乗者の中に新規感染者がいた場合、一定の条件を満たすと、航空会社の運航が14日間停止されることになったほか、搭乗72時間以内のPCR検査の陰性証明提出が48時間以内に短縮された。

[広告]

 香港は23日現在、累計感染者数が1万2551人、死亡者は213人、回復者1万2437人、新規感染者は輸入症例の2人だ。一方、ワクチン接種者については、1回目が484万2415人(71.9%)、2回目も終えた人は461万9690人(68.6%)となっている。3回目の接種回数は32万2781回。12月23日現在で76日連続で市中感染ゼロが続いている。

 香港は重症急性呼吸器症候群(SARS)の経験を生かして、ほかの国・地域と比べて厳しい防疫対策を行ってきたほか、最近は、経済的観点から中国本土との隔離なしでの往来を目指すため、ゼロコロナ政策を行う中国本土に合わせる形で香港もゼロコロナ政策を推進してきた。

 オミクロン株について12月14日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「ほかの変異型には見られなかった速さで広がっている」と述べたほか、WHOは18日に「市中感染が広がる地域では1日半から3日間で倍増している」と発表したこともあり、これに合わせた防疫措置を変更することになった。

 1つ目は航空路線。例えば、成田国際空港~香港国際空港という一路線において一航空会社で7日以内に4人以上(航空便が複数あった場合は合算)の新規感染者が発生した場合や、同じ航空機に搭乗していた乗客が香港国際空港到着時に行われるPCR検査で3人以上の陽性者が出るなどのケースは、それに関連した航空会社が、同じ出発地から香港に到着する便を14日間、禁じられる。

 2つ目は、これまでは搭乗72時間以内のPCR検査の陰性証明をチェックイン時や香港国際空港での防疫手続きの時に提示する必要があったが、12月24日からは48時間以内の陰性証明に短縮されることになった点。

 3つ目は強制隔離措置。A組指明地区(Group A specified places)に編入された国の中で、さらに「観察強化国・地域」に指定されたところに過去21日以内に滞在していた来港居民は、香港到着後7日間は竹?湾檢疫中心(Penny's Bay Quarantine Centre)で強制隔離を行っていたが、12月21日、4日に短縮された。ただし、その間、毎日PCR検査を受ける。いずれの日も陰性であった場合、5日目から専用車両で事前に予約していた政府指定ホテルで残り17日間の強制隔離を行う。この緩和措置は、これまで香港で発見されたオミクロン株の陽性者はいずれも香港到着後3日以内の発見されているためだ。

 日本はグループAに指定されているが、観察強化国・地域には指定されていないため4日間の竹?湾での強制隔離は適用されない。しかし、グループAの来港者は、香港到着後最初の7日間は毎日PCR検査を受けることになり、8日目からは9、11、13、15、17、19日目と1日置きにPCR検査を受けなければならなくなった。

 毎年旧正月にビクトリアハーバーで開催される花火大会は、3年連続で中止されることが決まった。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース