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香港地下鉄MTR東涌線、西へ新駅増設へ 香港駅からも東へ延長の計画

MTR東涌線は新駅の増設を計画

MTR東涌線は新駅の増設を計画

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 香港政府は12月10日、MTR東涌線(Tung Chung Line)について新駅の増設と西への延長などについて官報で明らかにした。今後は市民から意見を募り、その結果を踏まえた上で2029年の完成を目指す。

具体的に延伸を計画している場所の地図

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香港鉄路(MTR)は、将来の香港の鉄道網について「鉄路発展策略2014(Railway Development Strategy 2014)」を策定。その中に香港駅(Hong Kong Station)と大嶼山(Lantau Island)の東涌駅(Tung Chung Station)を結ぶ東涌線の整備計画についても記述している。

 それによると、計画策定当時、東涌新市(Tung Chung New Town)には8万2000人が住み、東涌西(Tung Chung West)エリアには4万人が在住しているとした。東涌西エリアにある逸東邨(Yat Tung Estate)などにはバス路線が走っているが、需要を満たすほどの本数が走っておらず、交通の便の解消として、東涌西地区の住民らからは東涌線の延長を求める声が上がっていた。それによると、東涌駅から西に1.3キロほど路線を延伸し、東涌西駅(Tung Chung Station West)を新設する計画になっている。

 東涌東(Tung Chung East)エリアには、130ヘクタールという大規模な埋め立て計画が進められており、最終的には11万人が住む一大住宅地となる。それを見越して、欣澳駅(Sunny Bay Station)と東涌駅の間に新駅である東涌東駅(Tung Chung East Station)建設を進めることも決めた。

 香港国際空港の第3滑走路が竣工し、早ければ2022年下半期からの供用開始が考えられている。現在は新型コロナウイルスが落ち着いた後は便数の拡大が期待されており、香港政府としても香港国際空港をアジアのハブとして再び機能させていこうとしている。そのため、東涌地区は、さらに人口が増えていくことは確実で、将来を見越した投資とも言えるものだ。

 今後は、離島區議會(Islands District Council)、郷事委員會(Rural Committee)などに諮るほか、市民からの意見を募る。それを反省させた形で早ければ2023年に着工し2029年には新駅と東涌西駅を完成させたい考えだ。

 ほかにも東涌線の香港島側の起点・終点である香港駅については、これを460メートル東に延伸させ、香港政府庁舎やビクトリアハーバー沿いにあるプロムナードの辺りに添馬駅(Tamar Station)を建設する予定だが、これからの具体的なスケジュールはまだ策定されていない。

 一方で、添馬駅からさらに東に延伸させ沙中線(Shatin to Central Link)の会展駅(Exhibition Centre Station)を結び、さらに銅鑼湾北駅(Causeway Bay North Station)を新設し、将軍澳線(Tsueng Kwan O Line)の北角駅(North Point Station)まで接続するという計画なっている。こちらは計画案の承認が出ていないが、北港島線(North Island Line)という名前も既に想定されている。これが完成すると、寶林駅(Po Lam Station)から添馬までが1つのラインとなるので、最終的には将軍澳線と呼ばれる公算が高い。

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