暮らす・働く

香港政府、防疫措置を微修正 バー入店には24時間以内の陰性証明が必要に

香港のバーライセンスの店については入店前に検査をする必要がある

香港のバーライセンスの店については入店前に検査をする必要がある

  • 25

  •  

 香港政府は6月14日、現在実施中の第2弾の新型コロナウイルスの防疫措置について6月29日まで延長すると発表した。ただし、クラスターが発生しているバーやナイトクラブでは、入店24時間以内に取得した抗原検査の陰性証明を提示しなければならないことを定めており、防疫対策に微修正を加えた。陰性証明は、現実的には、陰性を示す迅速抗原検査キットの写真を撮り、提示することになる。同キットには、氏名と検査日時の記載が必要。

[広告]

 香港は19日現在、検査による陽性反応を示した人は673万2570人、最終確定した累計感染者は33万4801人、死亡者は9395人となっている。新規感染者は1276人、うち83人は海外からの輸入症例だ。一方、ワクチン接種者については、1回目が673万2570人(92.5%)、2回目も終えた人は641万7759人(88.2%)、3回目を終えた人は、424万8180人(62.5%)、4回めが13万8214回である。

 香港政府は、新型コロナ対策についてワクチンについてはワクチンを打たなければレストランや商業施設などに入ることができない「疫苗通行證(Vaccine Pass)/ワクチンパス」を3段階に分けて実施し、第3段階を5月31日から運用している。

 防疫対策についても同じく3段階に分けて実行することを3月21日に表明。現在は第2段階を実施中で、6月30日より第3段階を始める予定だとアナウンスしていた。ただ、香港の現在の防疫対策は基本的に2週間ごとに政策の見直しをしており、今回は6月16日~29日の2週間の防疫対策となる。

 公衆での集まりを制限する「限聚令」は最大4人まで、公共の場や公共交通機関でのマスク着用しなければならない。レストランは、営業時間は5時から23時59分まで、1卓8人まで、収容人数100%、宴会人数120人まで。バー・パブは、営業時間は5時~翌1時59分、1卓当たり4人で、収容人数75%で、バンドによる生演奏などは禁止している。今回の措置から入店24時間前の抗原検査の陰性結果証明を提示しなければなくなった。

 クラブやナイトクラブもパー・パブと全く同じで、営業時間は5時~翌1時59分、1卓当たり4人で、収容人数75%、バンドによる生演奏などは禁止。こちらも、入店24時間前の抗原検査の陰性結果証明を入り口で提示する必要がある。

 サウナやスパなどの営業時間は5時~翌1時59分とし、入浴時のマスク着用義務を免除するほか、最低1日1回は施設の消毒作業を行わなければならない。

 フィットネスセンター、アミューズメント施設(ビリヤード場、ボウリング場、アイスリンク場)、美容院、エステなどのマッサージは、営業時間に制限はなし、1グループ当たりの人数は最大8人、収容人数はアイスリンク上のみ85%で、ほかに制限はない。

 公共娯楽施設(映画館、コンサートホール、博物館、テーマパークなど)も1グループ当たりの最大8人となり、収容人数の85%まで入場を認めるほか、映画館での飲食も認める。

 パーティールームとカラオケ、麻雀は、営業時間は5時~翌1時59分で、1部屋当たりは最大8人で、収容人数は75%。客が利用し終わった後、消毒作業をしなければならない。スイミングプールは1人グループ当たり8人、収容人数の85%などとなっている。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース