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灣仔にラテンアメリカ料理「ROSITA」 日本とフランスの要素も

見た目の印象にもこだわったラテンアメリカ料理を提供

見た目の印象にもこだわったラテンアメリカ料理を提供

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 灣仔の駅近くの飲食店が集まる船街に1月4日、ラテンアメリカ料理「ROSITA」(1-7 Ship Street, Wan Chai)がオープンした。

席感覚もたっぷりとり、ゆったりとした空間に仕上げた

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 「自宅の延長」をテーマに設計しというた同店は、入り口壁面全体に赤を敷き、入り口や窓などには木を使うなどして、通りの中でもひときわ目立つような存在に仕上げた。店内も2000スクエアフィートに34席のみをゆったり配置する。店名のROSITAはスペイン語で「小さな花」を意味することから、「にぎやかな街の中心で、家庭的な感覚を表現した」という。

 「ズリオラ」「龍吟」「ミッシェル・トロワグロ」など、東京のミシュラン星レストランで腕を磨いたアグスティン・バルビ(AGUSTIN BALBI)シェフと元アイランド シャングリ・ラ 香港のペトリュスでエグゼクティブシェフを務めたリカルド・シャネトン(RICARDO CHANETON)シェフの共同事業で、マルコ・A・ラネトン(Marco A. Livoti)シェフが厨房を担当し、チームを率いる。

 同店は「ラテンアメリカ料理」をうたいながらも、日本とフランスの影響を受けた「新しい」ラテンアメリカ料理を提供するのがコンセプト。オープンキッチンは、調理場と社交場の垣根を取り払った。

 メニューはラテンアメリカ各国の味わいが楽しめる2種類のコースメニューを中心とし、アグスティンが日本の感性を生かし、リカルドがクラシカルなフレンチの要素を持ち込む。ディナーメニューのハイライトは、ベネズエラの伝統的なレシピに基づき、トウモロコシの粉と水で作る家庭料理「アレパス」。アレパスには、鶏のレバームースや黄色唐辛子の「アヒ・アマリージョ」ソースなど、いろいろなディップを添えて提供する。

 ペルー料理「セビーチェ」は、魚のだしとニンニク、ショウガなどの野菜で作ったソース「レチェ・デ・ティグレ」を同店流にアレンジしたもので、パッションフルーツをベースに作ったという。

 ハマチやタコなど日替わりで新鮮な魚介類を使い、レッドオニオン、コリアンダー、レッドベルペッパー、イエローペッパー、サツマイモ、ピーマン、黄ピーマン、サツマイモのシロップ煮のほか、チリでピリッとした辛さを加えた。

 煮込み料理「プチェロは寒い冬に合う料理で、アルゼンチン産チョリソー、青梗菜、トウモロコシの粉で作った伝統的な団子を入れてじっくり煮込んだ南米の家庭的なシチュー。パセリクリームを入れ、じっくり煮込んだ南米の家庭料理で冬の定番。煮込み料理「ギソ」は、牛肉や鶏肉とファルファッレパスタで食べるシチューの一種で、家庭でも冬によく食べられているが、同店では肉の代わりにジューシーなロブスターを使う。ベースは濃厚なロブスタービスクに、パスタは「食感良い」ニンニクを加えた。パスタは小さなニョッキ・サルディを使い、「食感を高めている」という。

 チキンのコースには、黄金色の皮と防腐剤不使用の香港平原産の鶏肉を使う。3日間かけて「丁寧に」調理したという鶏肉は、串焼き「アンティクーチョ」、中身に具が入ったギョーザのような形をしたパン「エンパナーダ」、キヌアとほうれん草のピュレ、野菜と一緒に提供する。

 ライムとミントのシャーベットを使ったプレデザート「ミント・ライム・ラム」で口直しができるようにし、ラテン地方のデザート「チュロス」で締めくくる。

 6コースメニューは988香港ドル、8コースメニューは1,288香港ドル。4グラスのワインペアリングも400香港ドルで追加できる。ワインは、ラテンアメリカの生産者を中心としたワインリストを用意した。

 営業時間は6時30分~23時。

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