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香港最高峰ホテル「マンダリン香港」で、鹿児島の焼酎カクテル提供 鹿児島食材もあわせて

鹿児島焼酎と鹿児島食材を使ったメニューがマンダリン香港に

鹿児島焼酎と鹿児島食材を使ったメニューがマンダリン香港に

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 香港の最高峰ホテルの一つ「マンダリン香港」で1月9日、鹿児島焼酎カクテルと鹿児島食材を使ったメニューを提供するプロモーション「鹿児島焼酎之旅」がスタートした。鹿児島県、鹿児島県酒造組合の取り組みで、同ホテル最上階にある「The Aubrey」を舞台に、2年越しのアプローチを経て開催に至ったという。

9日にバーテンダーやメディアに向けたワークショップも開催

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 同組合は、香港市場に向け県内産焼酎の販売・消費拡大のため、香港市場でのさまざまなプロモーションを実施してきた。5年以上前、焼酎は日本料理店に置かれることが一般的で、その種類も数多い限られていたが、最近では鹿児島のように焼酎のボトルを店内に並べた焼酎バーもあるなど認知が進んでいる。

 ここ数年は、多くのバーテンダーたちに自身の店で焼酎を使ったカクテルを開発してもらうため、昨年度より「Asia's 50 Best Bars(アジアベストバー50)」にランクインしているような香港を代表するバーとのコラボレーションとして、さまざまなカクテルを開発してきた。

 その集大成として、2022年度は香港を代表する5つ星ホテル「マンダリン香港」とタッグを組み、3段階のプログラムを完成。マンダリン香港のバーテンダー、ディベンダー・セーガルさんが同プロジェクトキーマンの一人だが、香港市場に手を挙げた11蔵の焼酎を全て試飲し、4つの焼酎をカクテルのベースや素材として採用した。

 マンダリンでの展開に先立ち9日、バーテンダーやメディアを対象としたワークショップを同じ中環地区のお茶をテーマにしたカクテルが楽しめるバー「Tell Camellia Cocktail Bar」で開催。マンダリンが採用した4つの蔵の代表や担当者が鹿児島からオンラインで登壇した。奄美黒糖焼酎を造る「まんこい」醸造元「弥生焼酎醸造所」の川崎洋之さんは醸造所から中継し、タンクを背景に黒糖の塊を見せたりするなど臨場感ある中継となった。

 デベンダーさんも、奄美黒糖焼酎を理解してもらうためには、焼酎についての解説だけでなく、バーテンダーにとって身近な「ラム酒」との違いから焼酎に迫る方法でアプローチ。このように解説することで、参加者も想像しやすく、その後の「試飲」パートの際にも「味わい方が変わった」という声が聞かれた。

 マンダリンでは9日からの1週間と、その後2週間で異なるプログラムを展開。前半は、店内にある4人専用席だけのプログラムで、焼酎を利用客に紹介し、じっくり味わってもらう2時間を設定した。焼酎だけでなく、実際にかつお節削り器を目の前に置いてパフォーマンスしたり、薩摩切子を展示したりして解説するなど、鹿児島でなぜおいしい焼酎が生まれるのかなど、鹿児島の焼酎文化や焼酎の特徴などを説明する機会を作り、「SHOCHU OMAKASE」と題し、5日間限定のプログラムとして実施している。

 後半は、その他のフロアでも同じ鹿児島焼酎カクテルや、鶏丼「Kagoshima free-range chicken mini donburi」、コロッケ「Satsuma imo croquettes with honey miso」、黒豚「Korubuta pork belly with homemade pickles」などをオーダーできるようにする。

 鹿児島プロモーションは今月29日まで。

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