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「ミシュラン・ガイド香港・マカオ版」刊行 3つ星7店、日本食材使う店が多くノミネート

今年はオンラインでの発表となったミシュラン香港・マカオ版

今年はオンラインでの発表となったミシュラン香港・マカオ版

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 香港では13版目となる「ミシュラン・ガイド香港・マカオ版(米芝蓮指南香港澳門)2021」が1月27日、オンラインで発表された。香港で星を獲得した店は69店で、うち3つ星は前年と同じ7店だった。フェイスブックライブを通じて受賞したシェフとオンラインでつなぎ、テークアウトメニューなども紹介しながら工夫を凝らした発表となった。

 ここ数年、発表はマカオで行ってきたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大が収まらずオンラインでの発表となった。今回新しく星を獲得したのは、3つ星はゼロ、2つ星2店、1つ星7店の計9店だった。時代を反映して「持続可能な取り組み」を評価する新しいカテゴリー「グリーンスター」を新設した。

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 星別に見ると、3つ星を獲得したのは、フォーシーズンズに入っているフランス料理の「Caprice」、アワビを使った料理で知られる「富臨飯店(Forum)」、イタリア料理店「1/8 Otto e Mezzo-Bombana」、世界的フレンチ料理のジョエル・ロブションシェフの「L'Atelier de Joel Robuchon」、広東料理の「龍景軒(Lung King Heen)」「唐閣(T’ang Court)」、「すし志塊」の7店だった。顔ぶれは2020年と同じだが、特に中環(Central)にある「1/8 Otto e Mezzo-Bombana」は2020年11月に従業員から感染者を出すという苦難を乗り越えての3つ星維持となった。

 2つ星は12店で、そのうち2店が新しく選ばれた。「L’ Envol」「Tate Dining Room」はいずれもフレンチ。「Tate Dining Room」は美人シェフとして知られているヴィッキー・ラウさんが率いるブランドで、香港から唯一の女性シェフの受賞となった。

 2つ星を維持したのは、ランドマークマンダリンオリエンタル内のフレンチ「Amber」、魚や野菜など日本の食材もふんだんに使うフレンチ「Arbor」と「Ecriture」、モダンチャイニーズの「BO Innovation」、日本料理「柏屋」、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)にある広東料理「新同楽(Sun Tung Lok)」、日本食「鮨さいとう」「旅(Ta Vie)」、広東料理「天龍軒(Ting Lung Heen)」「営致会館(Ying Jee Club)」だった。昨年2つ星だったものの閉店したマンダリンオリエンタルの「Pierre」と「天空龍吟」は星を失った。

 1つ星は50店で、うち新規が7店。新しい1つ星の店を見ると、中環にある「Ando」アルゼンチン出身のアウグスティン・フェランド・バルビさんがシェフのルーツであるスペインとイタリア、料理人としての腕を磨いた日本の食文化を織り交ぜた独自の料理を、これら3つの国から主に仕入れた季節の食材を使いテイスティング・メニューで展開する。「萬豪金殿(Man Ho Chinese Restaurant)」はJWマリオットにある広東料理店。東京とロンドンでミシュラン3つ星を獲得し、ロンドンから拠点を移した荒木水都弘さんのすし店「The Araki」、広東料理の「大班楼(The Chairman)」は星を獲得する前からすでに有名広東料理店として知られている。焼き鳥の「Yardbird」、K11 Museaに移転した上海料理の店「夜上海(Ye Shanghai)」、「瑞兆」は鈴木文央さんによる割烹料理など。

 新設された「グリーンスター」には、銅鑼湾(Causeway Bay)にある「Roganic」が選ばれた。香港ローカルの契約農家から食材を仕入れ、美しいプレゼンテーションでミシュラン香港・マカオ版では珍しいイギリスの料理を提供する。

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