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香港のランドマーク最上階に「Forty-Five」 レストランやプライベートクラブなど

香港の景観を楽しみながらビジネス交流を図ることができる空間として活用していく

香港の景観を楽しみながらビジネス交流を図ることができる空間として活用していく

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 中環のランドマーク・グロセスタータワー最上階に3月末、レストランやプライベートクラブを併設した「Forty-Five」(45/F Gloucester Tower, LANDMARK, 15 Queen’s Road Central)が登場した。香港を拠点とするホスピタリティ・グループ「Leading Nation」が手がける同プロジェクトは、カフェ「エレファント・グラウンド(Elephant Grounds)」、スペイン料理「LA RAMBLA(ラ・ランブラ)」、ホリエモンプロデュースの「Wagyumafia(ワギュウマフィア)」、バー「,The Diplomat(ザ・ディプロマット)」など、香港で人気のあるレストラン、バー、カフェなどを展開してきた。2万平方フィートの巨大なスペースに、アート、ライフスタイル、ダイニングの融合を目指すコンセプトを打ち出し、4月以降、段階的にオープンしていく。

43階に全体のレセプションを設けた

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 階数を示す「フォーティファイブ」と名付けられたマルチコンセプトのエリアは、タワーの43階~45階に位置し、上海料理の「The Merchants」、日本料理の鉄板焼き「Kaen Teppanyaki」、インターナショナルレストランとカクテルバー「Cardinal Point」、フランス料理の高級ダイニング「The Cristal Room」、イベントや体験を開催する会員制のプライベートソーシャルクラブ「Gloucester Arts Club」の異なる5つの要素で展開予定。 360度見渡せるスカイテラスがあり、マジックアワーを楽しむことができるスペースで香港ならではの「都会景観」を提供する。

 「The Merchants」は、上海とその周辺の江蘇省の伝統的な料理を提供。店からは香港の景色を一望でき、数々の賞を受賞しているヘッドシェフ、陳天龍さんが指揮を執る。最初に同店がソフトオープンした。

 日本の鉄板焼き「Kaen」は「火炎」から名付けたもので、シティービューで鉄板料理と備長炭料理の両方を提供する。魚介類や野菜は日本から毎日空輸されるものを使う。4月下旬にオープン予定。

「Cardinal Point」は、屋内外のバー共に毎日深夜まで営業し、最大350人まで収容できる。DJがキュレーションした音楽を流しながら、アジアの伝統料理から世界の料理まで、世界各国の料理を提供する。

 フレンチは「バカラクリスタル」とコラボした「The Cristal Room」で、フランスで「3つ星」を獲得している女性シェフ、アンヌ・ソフィー・ピック(Anne-Sophie Pic)さんが手がけるレストラン。フランス南部ヴァランスにある「メゾン・ピック」を引き継ぎ、パリ、ロンドン、スイス、シンガポールなどに展開してきた。7月、8月にオープン予定。

 「Gloucester Arts Club」は、会員制のプライベートクラブとしてコンテンポラリーな空間に文化やクリーティビティーに関心のある起業家が集まり、アート、建築、ファッション、文学についてアイデアを交換する場にしたいという。イベントや体験のキュレーションプログラムを通じて、音楽、ガストロノミーを提供していく。夏のオープンを予定する。43階に全フロアに通じるレセプションをもうけ、44階はレストラン、45階に「Cardinal Point」を設ける。45階は5月に一般にも開放される予定。

 オフィスや小売を展開する「Hongkong Land(ホンコンランド)」のエグゼクティブ・ディレクター、Alvin Kong(アルビン・コング)さんは「香港が再出発する中で世界の高級志向の旅行者の意識にも応えるため、セントラルの中心部に位置し、にぎわいを見せていく。アジアの成長を支える都市の中心で永続的な価値を築くのは私たちの使命」と話す。

同社の共同設立者であるケビン・プーン(Kevin Poon)さんは「私たちのメンバーやゲストは、アートを愛することで一体となる。ビジュアルアート、建築、ファッション、映画、文学、音楽など、あらゆる形態の文化が対象。ヘリテージとコンテンポラリー、ハイとロー、現在と未来など、あらゆる文化がその一部」と期待を込める。

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