香港のショッピングモール「MegaBox」で7月9日から、「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」が開催される。
同企画は、幅広い世代が楽しめる展覧会として2013年、沖縄のデパート「リウボウ」で初めて開催して以来、シドニー、バンコク、上海、トリノ、ブタペスト、ジャカルタ、ヨハネスブルグなど世界各地で開催。常設展もシンガポール、ドバイ、深セン等、各地で展開している。2022年12月、北京に「teamLab: Massless」が開館し、これまでに世界中で1500万人が体験したプログラムとなる。
「共創」をコンセプトにした教育的なプロジェクトで、他者と共に世界を自由に創造することを楽しむことを目的として、1万平方フィート以上のスペースに、クリエーティブチームが選んだ「世界で最も人気のある」6作品を展示し、ビジュアルアートと感覚的な相互作用を組み合わせた大規模な没入型空間を作り出す。会場は、「学ぶ!未来の遊園地」「お絵かきタウン」「グラフィティネイチャー-鼓動する山と谷、レッドリスト」「すべって育てる! フルーツ畑」「光のボールでオーケストラ」「こびとが住まうテーブル」などから成る。
「お絵かきタウン」は、来場者が描いた絵が目の前の巨大な街で動き出すプログラム。ビルや家、車、宇宙船などに色を塗り、スキャナーで読み取ると、立体的になった絵がスクリーン上に出現する。車に触るとスピードが変化したり、怪獣を宇宙船で倒したりするなど、インタラクティブな仕掛けを用意する。
「グラフィティネイチャー-鼓動する山と谷、レッドリスト」は、地球上には約1000万以上の種類の生き物がいて、一つ一つの生き物は、ほかの生き物と関わり合いながら生きている生態系をアートを通じて学ぶため、テクノロジーを使って表現するプログラム。「お絵かきタウン」と同じように動物や花の輪郭が描かれた紙に色を付けていき、その絵をスキャン。その動物がアート作品の中で動き出し、作品の中に立つと周りに花が咲いたり、歩くと花が散ったりする様子を見ながら、動物を追いかけたりする。
子ども向けの滑り台「すべって育てる! フルーツ畑」は、さまざまなフルーツが育ち、ボールが飛び回っている滑り台。滑ることによって、水色の水のボールや黄色のミツバチのボールが体に当たり、フルーツが育っていく仕掛けを施す。テーブルの上に手を置いたり、物を置くことで作品の中のこびとたちが気付き、飛び乗ってくる、「こびとが住まうテーブル」は、置く物の形によって、こびとたちが滑ったり、ジャンプしたり、よじ登ったりする。この作品を通して、「運動の3法則」などを学んでもらう狙いもあるという。
6月8日、チケットの販売が始まった。料金は、7月8日までは早割で、大人(12歳以上)=198香港ドル、子ども(3歳以上11歳未満)=148香港ドル、2歳以下無料。家族=500香港ドル~。FWD MAX Lifestyle PlatformとTrip.comで扱う。
開催時間は14時~22時(土曜・日曜・祝日は10時~)。2024年1月14日まで。