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香港にラバーダック再び 10年ぶり登場、香港各所で関連展示も

2回目のラバーダックは2羽になって香港に

2回目のラバーダックは2羽になって香港に

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 オランダの芸術家Florentijn Hofman(フロレンタイン・ホフマン)さんが制作した黄色いのアヒル「ラバーダック」が6月10日、香港のビクトリアハーバーに登場する。2013年以来、10年ぶりの登場に注目が集まる。今回は「DOUBLE DUCKS by Florentijn Hofman」と題し、2羽が2週間ほど、中環側に係留される予定。

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 ラバーダックはホフマンさんが2007年に始めたパブリックアートで、年齢、人種問わず子どもの頃の記憶を蘇らせるほか、喜びや幸せの象徴として製作されてきた。香港では2003年に展示したほか、フランス、ドイツ、ニュージーランド、アメリカ、韓国、カナダ、チリなどで展示してきた。日本でも大阪、尾道でイベントを行った。素材はポリ塩化ビニールなどで、送風機で膨らませる。展示するのそれぞれ都市で製作する。

 香港では、2013年5月2日~6月9日に初めて展示されたが、期間中の5月14日に空気が抜け始め、翌朝には完全にしぼんでしまう事件が発生した。ラバーダックは香港で製作されていたことから修復し、5月22日に再び登場した経緯がある。しぼんでしまったことにも注目が集まり、大きな話題となった。

 今回、香港でラバーダック大きな話題となったことが今回の再来港につながった。前回は高さ16.5メートルで1羽が尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の海港城(Harbour City)横のフェリーふ頭に浮いていたが、今回は高さが18メートルで2羽の「DOUBLE DUCKS」にグレードアップする。展示会場も中環(Central)の添馬公園(Tamar Park)や中西區海濱長廊(Central and Western District Promenade)の中環寄りの場所を押さえ、香港島側に場所を変えて浮かばせることになった。

 再来港ということで、MTR中環駅のほか、金鐘(Admiralty)、九龍塘(Kowloon Tong)、銅鑼湾(Causeway Bay)、尖沙咀、旺角(Mong Kok)、彩虹(Choi Hung)、大圍(Tai Wai)など18の駅でラバーダックが描かれたペイントが施す。金鐘駅のE出口にはエクステリアとなっている巨大なガラス窓を活用して、高さ6メートル、幅24.5メートルの巨大なラバーダックの絵が登場。ソーシャルメディア映えする人気スポットになっている。併せて、ラバーダックのラッピングをした特別なトラムもが香港内を走行する。

 6月5日、ECサイトで公式グッズの販売を始めた。商品は、ダッグの小さな人形(320香港ドル)、ティーポット(880香港ドル)、麻雀セット(1,280香港ドル)、Tシャツ(280香港ドル・350香港ドル)、携帯ストラップ(220香港ドル)、木の彫刻(2,888香港ドル)などのラインナップを揃える。

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