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アジアベスト首位のタイ料理、「Niras」として香港進出 「Le Du」のメニューも

一皿一皿にタイの要素を入れたメニューを開発。「Le Du (ル・ドゥ)」と同じメニューも

一皿一皿にタイの要素を入れたメニューを開発。「Le Du (ル・ドゥ)」と同じメニューも

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 タイ料理のファインダイニング「Niras」(Shop 704, 7/F, K11 MUSEA, Victoria Dockside, 18 Salisbury Road, Tsim Sha Tsui. Tel 3905 3022)が6月26日、香港・尖沙咀のショッピングモール「K11 MUSEA」にオープンする。

トンシェフを囲み香港を運営するシェフチーム

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 2023年のアジアベスト50で首位を獲得した「Le Du (ル・ドゥ)」、3位にランクインした「Nusara (ヌサラー)」などを手がける若きシェフ、ティティッ・タッサナーカチョン(Thitid Tassanakajohn)シェフの指揮の下、タイ料理を伝統的なフランス料理の視点を取り入れ、モダンなアレンジのタイ料理を提供する。

 同モールの中でも7階の静かなエリアに位置する同店は、3つのプライベートルームを含み60席を用意。グリーンとゴールドを基調としたインテリアに、緑豊かな植物、ハーブの渦をイメージしたガラスのシャンデリアを備えた。4人がけのソファ席にセンターピースを置き、2人用のテーブルを多数用意する。壁にはタイの農園や畑を上空から描いたアートワークを飾り、タイに古くから伝わる伝統を盛り込んだ。

 店名の「Niras」は、自分が今いる場所から離れて遠い場所へ行く、その先々で体験したこと、もの、 そのきっかけを書いた短歌や俳句みたいな詩にすることを「ニラッド」と呼ぶタイの伝統に由来する。「私の料理は私の詩であり、タイの多様で活気ある料理を世界に紹介するための方法。Le Duが海外に進出するのは今回が初めてなので、この名前がぴったり」とトンシェフは話す。「タイ料理を世界の人々と分かち合いたいと考えていて、この店はタイが世界の食の舞台で活躍するため重要なステップとなる」とも。

 シェフ・トンの料理哲学はタイの伝統的な料理を進化させ、タイの食材を引き立たせるためにフランスなどヨーロッパの技術を取り入れる。Le Duの味とエッセンスを守るため、2人の料理長を選び、厨房には常に1人の料理長がいるようにしたという。

 チームを率いるのは、Tonシェフの右腕であり、Le Duで8年間培った経験を生かした「Mai」ことナルエモン(Naruemon Ratiphuthilap)シェフで、Le Duでの8年間の経験を生かして料理を提供する。もう一人の「Bua」ことサロチャ(Sarocha Rajatanawin)料理長は、タイのトップレストランで経験を積んだ熟練シェフがタッグを組む。

 メニューは、タイ料理の風味、食感、香りを生かしながら、現代的な調理法、国際的な影響、地元の海鮮を使った料理も取り入れている。香港には年中「素晴らしい」海鮮があるため、地元のシーフードを使った看板料理を作りたいと考えているという。

 ランチのコースメニューと、4コースまたは6コースのディナーコースメニューを用意。いずれも季節の食材を使うため定期的に変更するが、例えば、ランチは、前菜、バナナエビ、海藻、ビートルートで彩る一皿、カレーはダックとジャガイモのマッサマンカレーか魚とタイ風ケールのレッドカレーを選び、カキと米、ショウガを使った料理に、マンゴースティッキーライス、最後にプチフールのコースで680香港ドルに設定した。ランチでもオーストラリア和牛を追加480香港ドルで、タイでもシグネチャーとして知られるロブスターグリルは680香港ドルで追加できる。

 ディナーコースは、どの皿にも必ず「タイのエッセンスを感じられるもの」を加え、1,080香港ドルと1,480香港ドルのコースを用意した。ランチ同様シグネチャーのロブスターは680香港ドルでの追加メニューとなる。

 営業時間は、ランチ=12時~15時、ディナー=18時~22時。

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