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香港・尖沙咀にレストラン「LUMA」 マスターカード社が展開

「1881ヘリテージ」にオープンしたマスターカード社が展開するレストラン

「1881ヘリテージ」にオープンしたマスターカード社が展開するレストラン

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 マスターカードが6月29日、香港尖沙咀のランドマーク「1881ヘリテージ」に同社アジア太平洋地域初のレストラン「LUMA」(G/F, FWD House 1881 Main Building, 2A Canton Road, Tsim Sha Tsui TEL 3988 0088)をオープンした。香港の飲食グループLUBUDSと提携して運営する。

メニュー例のバーガー。バーガーにも「L」のロゴを

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 店名「LUMA」はLUBUDSとMastercardを組み合わせた造語で、「光、輝き、明るさ」を意味するluminousから派生したもの。カード会員限定で開く同店は、料理とホスピタリティー業界で30年のキャリアを持ち、香港で活躍してきたエグゼクティブ・シェフのマーク・マック(Mark Mak)シェフが指揮を執る。

 Mastercard社のラジャ・ラジャマナー(Raja Rajamannar)マーケティングオフィサーは「食は、私たちが異なる文化や地域を体験し、探求するための主要な手段であり、世界中の人々にとって情熱的なもの。当社では人々が好きなことや興味のあることを中心に、かけがえのないひとときを楽しむことができるように努めている」と話し、「香港では、楽しい仲間とおいしい料理を楽しむことほど人々が熱中することはなく、そのため、レストランで香港に参入することで、アジア太平洋地域に料理の足跡を残したいと考えた」と出店の理由を語る。同社によると、「アジア太平洋地域の消費者の大多数(69%)が物質的な所有物よりも体験を優先」しており、「香港の外食消費は急回復し、2019年第1四半期の88%に達している」という。

 店内は、最大60席の「エレガントでくつろげる」ダイニングルーム、カクテルバー、専用のアートスペース、香港の壮大なスカイラインを見渡せるバルコニーで構成する。メニューは、アラカルトとコースメニュー両方を提供。アジアとヨーロッパの人気料理をデザインした少量多皿で提供する6コース(1,088香港ドル)と8コース(1,488香港ドル)のフュージョンデギュスタシオンメニューを用意した。

 コースメニューの内容は、赤エビのカルパッチョシトラスゼリー添え、ボストンロブスターのビスクとベイクドオニオンスープ、口直しにピンクグァバのシャーベットの後にメインが続く。メインは四川風ロブスターと豆腐、アスパラガス、ベーコンチップ、ライムゼストを添えたみそ味のタラやリブアイステーキなどから選べる。デザートにはレモンとホワイトチョコレートのコンポートを提供する。

 アラカルトも前菜は、例えば四川のコショウで味付けしたノルウェー産の手長エビとエンジェルヘアパスタ(338香港ドル)、イクラ、サワークリーム、ハニーレモンを添えたサーモン、生ガキ(以上298香港ドル)、トマトと花のブラッター(198香港ドル)のほか、スープはトリュフスープやチェリートマトスープ(108香港ドル)、パスタはガーリック風味のボストンロブスターパスタ(328香港ドル)や魚介類を煮込んだシーフードのブイヤーベースリングイネ(288香港ドル)などが並ぶ。メインは、トマホークステーキ(1,588香港ドル)をはじめ、イエローチキンのスモーク&ロースト(1,098香港ドル)のほか、イベリコ豚のグリル(488香港ドル)、和牛バーガー(388香港ドル)などを用意した。コールドカット盛り合わせ(258香港ドル)や24カ月熟成のフランス産チーズ(158香港ドル)も用意する。

 8月には、ゲストシェフ企画として、香港のイタリアンファインダイニング「Octavium」で指揮を執るオーストリア人シェフのRoland Schuller(ローランドシューラ―)とドイツ人シェフのBjoern Alexander(ビョルン・アレクサンダー)のデュオによるメニューもスタートする予定。

 営業時間は、ランチ=12時~15時、ティータイム=15時~18時、ディナー=18時~23時。

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