買う

香港にモロッコ発祥の老舗コーヒー「BACHA COFFEE」進出

テークアウト用のコーヒーはトレイごと提供

テークアウト用のコーヒーはトレイごと提供

  • 42

  •  

 香港のifcに8月24日、コーヒーブランド「BACHA COFFEE(バシャコーヒー)」(Shop 1063, Level 1, IFC Mall, 8 Finance St, Central TEL 2301 1910)が登場した。初の香港進出で、アラビカ種100%のコーヒーを専門に、軽食、関連グッズなどを取り扱う。

香港店、外観の様子

[広告]

 「バシャコーヒー」の名前の由来は、1910年に建設されたモロッコの「ダール・エル・バシャ宮殿」で、これがブランドロゴにも記されている。20世紀初頭、チャーチル英首相やルーズベルト米大統領らが集まり、コーヒー談義を交わしたといわれる伝説の場所をブランドストーリーとし、シンガポール企業が展開してきたブランド。

 香港店も、その発祥の地をほうふつとさせる素材で構成した。店舗全体の壁に四角いコーヒー缶を並べ、白と黒の市松模様の大理石の床、複雑な彫刻を施した木材、アンティークの鏡で「アラブの雰囲気を思い起こさせる」演出を行う。ショッピングモールに入居することから、海外の店舗と比較するとややシンプルな内装に仕上げたが、BGMにフランク・シナトラの名曲を使うなどして他のモール内の店舗とは一線を画す。

 コーヒー愛好家のために、ゆっくりと焙煎(ばいせん)した豆と特別なひき方に「こだわり」提供する。 南アメリカやアフリカを中心に、アラビア半島、中南米、カリブ海、アジアなど世界35カ国の農園で栽培されたアラビカ種100%のコーヒー豆を、シングルオリジン、ファインブレンド、ファインフレーバーからCO2カフェインレスまで、206種類を取りそろえる。プレゼント用にコーヒーカップなどもセットにしたギフトパッケージも多数用意する。

 200平方メートルの店内には、テイクアウト用のコーヒーをオーダーできるカウンターを用意したほか、シグネチャークロワッサン、豆をグラム単位で販売する小売りカウンターを設けた。コーヒー器具やポットを取りそろえた棚も併設する。

 ブティックで扱うコーヒーのリストは、「パッケージの美しさ」が特徴だというシングルサーブ・コーヒー・バッグ・コレクションが25種類ある。このコレクションは、12個入り(198香港ドル)または25個入り(396香港ドル)の個別包装のコーヒードリップバッグで提供する。

 コーヒーマスターが客の好みのいれ方に合うサイズにひくことも可能。大きなデザイン缶に入ったままの豆での注文に加え、粉でも注文できる。同じコーヒーを1袋500グラムまたは1キロ購入場合、10%または20%を割引く。テイクアウトは26種類のコーヒーをホットかアイスを選んでオーダーできる。各種コーヒー(50香港ドル~)には、その日に作ったホイップクリームを添え、砂糖は棒に透明の粒のシュガーを巻き付けたステックタイプのものを合わせて提供する。

 クロワッサンも、チョコレートのクロワッサンやラズベリーとシナモンのクロワッサン(以上23香港ドル)など数種類を用意した。色とりどりのクロワッサンに加え、フランスの北東部に位置するアルザス地方を代表する発酵菓子「クグロフ」、ブリオッシュ、パウンドケーキ、コーヒーケーキ(以上23香港ドル)など8種類も提供する。

 営業時間は8時~22時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース