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香港でジャズフェス開催へ 総勢500人のアーティストが集結

西九龍文化地区内に5つの会場を用意してジャズのパフォーマンスが繰り広げられる

西九龍文化地区内に5つの会場を用意してジャズのパフォーマンスが繰り広げられる

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 今年で5回目となる「Freespace Jazz Fest(フリースペース・ジャズ・フェスト)2023」が10月3日~8日と26日、11の国と地域から500人以上のジャズ・ミュージシャンが集結して開催される。期間中、屋内外5つのステージで計100を超えるパフォーマンスを披露。無料ライブも行うほか、無料映画上映やアクティビティーも用意する。

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 10月4日20時30分からのプログラムは、韓国と香港のミュージシャンの共演「Dasom Baek Trio x Olivier Cong」。韓国のミュージシャンが韓国の竹笛「テグム」や琴「コムンゴ」とボーカルを担当し、香港のミュージシャン、オリヴィエ・コング(Olivier Cong)さんと共演する。韓国の伝統的な楽器とエレクトロニクスの要素を融合させたステージのチケットは320香港ドルに設定した。

 10月6日~8日は3夜連続で、屋外スペースで「Jazzscapes」を開催。南アフリカ、イギリス、アメリカ、中国本土、ポーランド、香港のトップミュージシャンやバンドが出演し、6日は18時30分~、7日・8日は19時~を予定。パンク、エレクトロニカからフュージョン、ワールド・ミュージックまで、多様なジャズスタイルをフィーチャーした9つのセッションを開催。全て通しの3日間券(1,450香港ドル)と各夜1日券(680香港ドル)を用意した。指定席がないため、立ったままでも、芝生でくつろぎながらでも、自由に楽しむことができる。

 オープニングは中国屈指のジャズ・ギタリスト、ローレンス・クー(Lawrence Ku)さんのパフォーマンスで始まり、続いて香港のピアニスト、パトリック・ルイ(Patrick Lui)さんがジャズ・オーケストラを率いてステージに上がり、ギタリストのユージン・パオ(Eugene Pao)さんとピアニストのテッド・ロー(Ted Lo)さんも出演する。

 土曜のセッションは、中国人トランペッター、リー・シャオチュエン(Li Xiaochuan)さんの演奏で幕を開け、グラミー賞受賞のベース・ギタリスト兼ボーカリスト、リチャード・ボナ(Richard Bona)さんのパフォーマンスではアフリカのリズムを響かせる。南アフリカ出身のピアニストで作曲家のンドゥドゥゾ・マカティニ(Nduduzo Makhathini)さんは、ズールー族の伝統にインスパイアされたジャズを披露する。

 日曜のセッションは、上海を拠点に活動するシンガー・ソングライター、ヴォイジョン・シー(Voision Xi)さんのセットで始まり、最後に、世界で注目されているドラマーの一人、アントニオ・サンチェス(Antonio Sanchez)さんと彼のバンドがエネルギッシュなナンバーを披露するという。

 10月26日には、世界中で200万枚以上のアルバムを売り上げ、グラミー賞にノミネートされたアーティスト・ステイシー・ケント(Stacey Kent)さんが2018年のアジアツアー以来の香港での公演を開催する。初めて戯曲センターを会場に使い、アメリカ人ピアニスト・アートヒラハラ(Art Hirahara)さんとイギリス人サックス奏者・ジム・トムリンソン(Jim Tomlinson)さんとの共演で、チケットは380香港ドル~980香港ドル。20時開演予定。

 同フェスでは地元のジャズ・ミュージシャンにスポットライトを当て、80人のジャズ合唱団「ボーカル・ジャズ・トライブ」は広東ポップスやクラシック・ジャズを披露する。

 香港のアカデミー賞と称される「香港映画金像奨」で作曲賞や優秀賞などを受賞した波多野裕介さんと彼のバンド「Yusuke & Buddies」やエノク・チェン(Enoch Cheng)さんが5人のミュージシャンを率いて、1960~70年代のオールタイム・クラシックのレパートリーと、ジャズとR&Bのオリジナルをミックスした曲を演奏する。

 チケットの購入手順やプログラムはウェブサイトで確認できる。

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