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立ち食い江戸前すし「魚がし日本一」、香港進出 産地にこだわり提供

モールのグランドフロアに独特な空間で展開する立ち食いすし

モールのグランドフロアに独特な空間で展開する立ち食いすし

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 日本で江戸前ずしを提供する「魚がし日本一」(G001, AIRSIDE, 2 Concorde Road, Kai Tak, Kowloon, Hong)が9月28日、香港・啓徳に開業したショッピングモール「AIRSIDE」にオープンした。香港での展開はCafe Deco Groupが担当し、香港ではハードルが高いとされる「立ち食い」を、「手頃な価格での江戸前ずし」として紹介する。同ブランドは日本では1989年以来、全国に約30店舗を展開。築地と太田市場での競り権も持つ。香港での複数店舗の出店を狙う。

握りもひとつずつ丁寧に握って提供する

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 約700平方メートルに及ぶすしカウンターは、木材と淡い茶色を基調とした色調で「江戸前の精神を表現した」という。目の前で切り身にし、味付けしたネタ、シェフの技を目の前で見ることができる。店内はコの字型のカウンターに15人が立って食事ができるスペースで、シェフが客と対話し、すしの知識や珍味の楽しみ方を共有することができる設定も考えたという。

 すしは一貫ずつ注文することも、サラダ、汁物、茶わん蒸しなどのセットで注文することもできる。「Grilled Sushi Set」(248香港ドル)、握りずし10貫と手巻きずしが付いた11品の「Sushi Omakase Set」(398香港ドル)、刺身4種、握りずし7貫、手巻きずしから成る12品の「Omakase Set」(588香港ドル)などを用意する。

 各種丼物(168香港ドル~)も同店の特徴で、丼を注文すると、アラカルトのずしを10%引きで追加できる。オフィスも入居する施設であることから、ホームパーティーやオフィスパーティー用に持ち帰りずしセット(8貫・12貫・24貫、188香港ドル~)も用意する。

 北海道産のウニ、岩手県産の石垣貝、北海道産の昆布森産カキなど北海道や東北の食材も多く扱う同店。青森産の白子は「濃厚さと滑らかな食感、独特の磯の香りが残る」ようにして提供。静岡県東部・沼津産のキンメダイ、瀬戸内海産のカワハギ、石川県産のサヨリなども並べる。オーダーはQRコードで行う。

 サンマは旬の魚のハイライトとして、北海道から南下し始める東北地方で取れるサンマを用意。長崎の「戻りカツオ」も、秋になると「みずみずしい身を楽しむことができる」という。長崎産のイワシはマリネにして、塩気と甘みと脂のバランスを整え、脂の乗った白身魚である北海道産のサメガレイは、軽く炙(あぶ)って提供する。大分県産の関サバは、エラと尾の近くにトゲを刺して素早く血抜きをする「活締め」の技法で香港に持ち込んだ。

 ドリンクは、サッポロビールや梅酒(以上68香港ドル)のほか、日向夏、北海道メロン、青森リンゴなど日本のチューハイ(全48香港ドル)、日本酒なども用意する。

 営業時間は12時~21時30分。

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