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香港飲茶の「添好運」が夏の新メニュー 香港ドリンクメニューも

飲茶専門店「添好運」の夏の新メニューで提供される、「茶餐廳」の定番ドリンク

飲茶専門店「添好運」の夏の新メニューで提供される、「茶餐廳」の定番ドリンク

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 東京にも店を構え、香港でミシュラン星を獲得し、庶民派として知られる飲茶専門店「添好運」が7月19日、旬の食材を使った夏季限定メニューの提供を始めた。6種類の点心、スープ、デザートのほか、点心と香港の大衆食堂「茶餐廳」をかけ合わせたコンセプトで、香港ドリンクを提供する「好運Bar」が登場。香港内全店を対象に展開する。

最近は見かけることが少ない、かつての飲茶定番メニュー「姜葱牛肉角」

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 同店は2009年創業。旺角の1号店はわずか20席だったが、1年後にはミシュランの星を獲得した。「手頃な価格で点心を提供すること」で評判となり、現在は深水●、中環、奧海城、將軍澳、西九龍に店を構える。シェフチームが毎日、点心をその場で調理する。

 夏の限定メニューでは、かつては飲茶の定番でありながらほぼ姿を消したメニューで、ショウガとネギを牛肉に混ぜたものを餃子(ギョーザ)にして揚げた「牛肉入り餃子の葱生姜(しょうが)蒸し(姜葱牛肉角)」を復活させた。「ホタテと豆腐の黒豆ソース(●汁帶子蒸豆腐)」は、ホタテと絹ごし豆腐の上に、かんきつ類の皮のペースト、ニンニク、ショウガ、炒った黒豆で作った香ばしい黒豆ソースをかけたもの。

 ライチのように見える「鮮蝦芝士『茘枝』球」はエビのすり身の団子で、ジューシーなエビとチーズを組み合わせた。夏の滋養スープとして提供する「杏汁大白菜燉猪肺」は、アメリカ産アーモンドを一晩浸してアーモンドミルクにし、豚の肺と、炒めた八角やショウガのスライスを合わせ、キャベツと一緒に煮込む。豚の肺を洗浄してから最後の煮込みまで、一つ一つの工程が手作業で、完成までに4時間以上かかるという。

 添好運では、伝統的な温かいお茶に加えて、新しいスタイルの水出しティーや特製ホットティーも取りそろえる。飲茶と茶餐廳の概念を組み合わせ、香港スタイルの古典的なドリンクシリーズも発売し、茶餐廳の定番ドリンクと伝統的な点心を体験できる機会を提供する。茶餐廳では定番の香港式ミルクティーに使う無糖練乳「黒白淡●BLACK&WHITE」を使う飲み物は、牛の柄のティーカップ&ソーサーを使う。金木犀(キンモクセイ)とライチに似た果物「龍眼」を使った蜂蜜ドリンク「桂花龍眼蜜」もそろえた。

 ●=土へんに歩、●=豆へんに支、●=女へんに乃。

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