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香港テニスオープンに大坂なおみ選手 ロナウド選手の限定博物館の話題も

香港テニスオープンに参加が決まった大坂なおみ選手

香港テニスオープンに参加が決まった大坂なおみ選手

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 日本人初のテニスグランドスラムシングルで優勝した元世界ランキング1位の大坂なおみ選手が、10月26日~11月3日にビクトリアパークで開催される「香港テニスオープン2024」に参加する。サッカーのスーパースターであるクリスティアーノ・ロナウド選手は2025年に期間限定の博物館を香港でオープンすることが決まり、これに合わせて本人も開幕式に出席する方向だ。香港政府としては、スポーツを絡めて香港への観光客をより多く誘致したい考えだ。

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 世界の女子テニスツアーを主催する女子テニス協会(WTA)は、世界中でテニス大会を開催しているが、グランドスラムを頂点にWTA1000、WTA500、WTA250、WTA125に分かれる。数字が大きいほど大会としての格が上がり、香港大会はWTA250に当たる。

 参加選手は大坂選手のほか、世界ランク16位のDiana Shnaider(ディアナ・シュナイデル)選手、38位のAnastasia Potapova(アナスタシア・ポタポワ)選手らの参戦も決まった。大坂選手は、2017年に香港テニスオープンに参加して以来となる。この数年間、メンタルヘルスの不調と出産を経験したが、復帰後においてはまだ以前のような強さが戻っておらず、香港大会でどこまで調子を上げていくかに注目が集まる。今大会のツアーディレクターは、2011年の全仏オープンと2014年の全豪オープンに勝利した李娜さんが担当することも決まっている。

 コートの外では、トーナメントブリッジというエリアを造成し、「Chill and Fun Hong Kong Market」をテーマとした料理や食事を楽しむことができるようにするほか、テニスにまつわる商品を販売する30近くの店も出店する。

 一方、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド選手は、「Star Shine」「Asia Partners IFBD」が企画し、これまで獲得してきたトロフィーなど展示するポップアップの博物館を開設する。具体的な場所はまだ決まっていないが、2025年6月~2026年5月の期間限定の博物館となる予定で、1年間の開催で1200万人の入場を見込む。博物館のオープンを記念して2025年7月~9月に親善試合を行うことも検討している。

 香港では、アメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミ所属のリオネル・メッシが2024年2月に香港で開催された親善試合に出場せず、次の日本で開催された試合では出場したこともあり、香港市民は大きく失望した。今回、メッシとFIFAバロンドール(世界最優秀選手を選ぶ賞)を何度も争ったロナウド選手が香港にやって来ることについて香港市民は歓迎している。

 李家超(John Li)行政長官も16日に発表した施政方針演説の中で、香港を国際スポーツの大会が数多く行われる都市になることを目指すことを盛り込む。7人制ラグビーの香港セブンズのこけら落としをすることが決まった大型スタジアム「啓徳体育園(Kai Tak Sports Park)」を軸に、いろいろなサポートをしていく考えだ。

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