香港・蘭桂坊にメキシカンバー、テキーラ186種そろえ本場メキシコの味を

盛り付けを店名の「アガヴェ(AGAVE)」を連想させるものに仕上げたナチョス

盛り付けを店名の「アガヴェ(AGAVE)」を連想させるものに仕上げたナチョス

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 灣仔にあるメキシコ料理店「アガヴェ(AGAVE)」が2月20日、同店をよりバースタイルに仕上げた「AGAVE TEQUILA Y COMIDA」を蘭桂坊(Shop1, 9 Lan Kwai Fong ,Central TEL: 2973-0168)にソフトオープンした。運営はエピキュリアングループ。

バーカウンターとテーブル席を用意する店内

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 同店はもともと2000年に蘭桂坊の中心部にあったことから、当時を知る人の間では「蘭桂坊にアガヴェが戻ってきた」というような感覚だという。レストランというよりはバースタイルに近い同店は木製の長いテーブルを置く。店舗面積は57平方メートルで、席数は34席。

 メニューはフードもドリンクも全て本場メキシコの味を追求し、バーが集まる地区でもあることから灣仔店と比べて気軽でユニークなメニューを用意した。メニューは深夜1時でもオーダー可能。例えばコーンチップスはチリソースを隠し味にメキシコ産のフレッシュライムを絞ったサルサ(54香港ドル)とフレッシュなアボカドを使ったワカモレ(78香港ドル)の2種類のソースから選ぶことができる。チョリソーケサディーヤ(76香港ドル)は自家製チョリソを使用し、モッツアレラチーズで味をまろやかに仕上げた一品。タコスも白身魚やオーストラリア和牛(各148香港ドル)があり、ベースとなるトウモロコシをすりつぶして作る生地トルティーヤは毎日作る。

 店内に並べるテキーラの数は186種類。店名のアガヴェとは、メキシコの大地で育つ竜舌蘭(リュウゼツラン)のことで、同種の茎から作られる蒸留酒がテキーラであることからも同店はテキーラをドリンクの中心メニューに掲げる。「スイカのマルガリータ」(75香港ドル)をはじめとしたフルーツ系のカクテル、テキーラの入ったショットグラスごと沈ませて飲むビール「サブマリン」(73香港ドル)など、ほどよい苦みや酸っぱさに甘味も感じるという種無しのメキシコ産ライムを使って提供するドリンクはメキシコ料理と相性がいいという。ドリンクの種類は100種に及ぶ。

 「場所柄、会社帰りの一杯や待ち合わせの場所として使い勝手がいいのでは」とレストランマネジャーのクワン(Kwan)さん。料理長のゴータム(Gautam)さんは「新鮮な食材を使って本場メキシコの味が楽しめる場所である」と自信を見せる。

 営業時間は17時~翌2時(金曜・土曜は翌4時まで)。ハッピーアワーは17時~20時。

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