啓徳エリアの未来描くデザインコンセプトを巡回展示-市民の投票受け付け

啓徳エリアの開発には多くの注目が集まる

啓徳エリアの開発には多くの注目が集まる

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 香港の旧空港跡地である啓徳エリアの開発を進める香港政府発展局「起動九龍東執辧事處(EKEO) 」は6月5日、公募の中から選ばれたデザインコンセプト4点を公開し、2カ月にわたり市民の声を集める投票を呼び掛けている。

 市民と観光客双方にアプローチできる啓徳90ヘクタールには高い関心が集まっている。同展開催に先立ち、同事務所のブレンダ・オー(Brenda Au)所長は「今回の応募は香港からだけでなく、中国本土や海外からも寄せられた」と話し、「職業も建築家、エンジニア、測量士など多岐にわたっていた」と注目の高さを説明する。応募総数は80点。

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 もともと工業地帯の名残ある觀塘を意識し、啓徳といかにつなぐかを考え、海面上に費用効率が高い素材を使用したフロートで道や店などを造る提案をしたエントリーA「ウオーターランド!ワンダーランド(WATERLAND!WONDERLAND!)」や、啓徳觀塘プロムナードやスカイブリッジを作り、水上舞台、船積みのコンテナをリサイクルしたイベント会場、そして大型客船が到着するターミナルからすぐに香港らしさを楽しむことができる大型商業施設なども構想するエントリーD「ドラゴンパーク(Dragon Park)」。ほかにもエントリーB「The Rising Landscape」とエントリーC「Kai Tak 2.0: Healthy Lift Off」が選出されている。

 共通して觀塘と啓徳をつなぐ方法をさまざまなアイデアを用いて提案し、緑と水のオアシスに着目。近くにある水を利用しながら、自然を生かした設計にしていることが特徴。自転車専用レーンやジョギングコースなど「健康」への意識が強く、ショッピングモールや大型のコンサート会場、ホテルなどをいかに自然に溶け込ませるかという視点が感じられるものも多い。また、どの案も啓徳の開発によって觀塘エリアが変化していく様子を描いている。

 ウェブ上にも各提案の内容を動画と図面などで公開している。一般向けの展示は觀塘の同事務所内=9時30分~18時(13時~14時は休み、土曜・日曜定休)、中環シティーホール内のシティーギャラリー=10時~18時(火曜定休)。8月5日まで。ほかにも觀塘のメガボックスや尖沙咀のスターフェリー乗り場、空港、PMQなど展示場所を巡回させながら広く紹介していく。

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