仏ボルドー「VINEXPO」、香港で会見-拡大する中国市場にも触れる

会見で今後の予測を発表するロバート・ベイネット氏

会見で今後の予測を発表するロバート・ベイネット氏

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 香港で3月8日、フランス・ボルドーで今年6月に開催される「VINEXPO」の会見が開かれた。

2012年、香港で開催されたVINEXPO Asia Pacific。来場者数は前回から25%アップの1万5785人

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 現在、2年ごとに開催されているVINEXPOは、奇数年にボルドー、偶数年には香港や東京で開催されるワインの見本市。ボルドーでの開催に先駆け、パリ、ニューヨーク、ミラノ、ロンドン、北京、上海、東京、香港など世界主要都市12カ国で会見が開かれ、VINEXPOチーフ・エグゼクティブであるロバート・ベイネットさんによるワイン市場予測発表と来場勧誘が行われた。

 中国国内には政府認可のワイナリーが940軒あり、長城、王朝、張裕など有名な国産ワインメーカーもあるが、やはり、本場ヨーロッパワインは質の良さや希少さから破格の値段でやり取りされる。中国ワイン消費量の約80%が国産、残り20%が輸入ワインで、そのうち約半分の45%がフランスから輸入される。その消費量が約40%もの伸びを見せるなど、中国マーケットは拡大を続けている。

 香港は2008年の酒税撤廃により、クリスティーズやサザビーズなど国際的ワインオークションを呼び込むことに成功。2010年には成約額US$1.6億でニューヨークを超え、世界1位となった。この香港ワインブームの立役者もまた、多くの中国本土消費者で、中国人富裕層たちが香港にやって来ては、高級ワインを買い占めるほか、オークションへも参加している。

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