香港の複合企業「太古地産(Swire Properties)」が9月25日から、太古坊前の通り糖廠街(Tong Chong Street)で世界の選りすぐりの料理などが楽しめる「糖廠街市集」(Tong Chong Street Market)を開催する。
太古地産と香港のエコと緑についてさまざまな活動を行っている団体「Honestly Green」が企画した共同イベントで、2015年10月から始まった。昨年は春秋の年2回開催し、好評だったことから2016年秋も継続して開催することとなった。
会場では、エコロジーの観点から、ストローはプラスチック製の使いすてではなくステンレスを使うほか、洗うことができ、再利用ができる包装紙、紙コップなどに使われるなど、水には溶けにくいか化学物質のビスフェノールA(BPA)を使っていないものを使う。
BPAを使っていないカップのほか、インドから輸入した食用スプーンとボウルが使われるなど、イベントとしてのエコへの取り組みを強化している。
ワークショップでも、素材は有機野菜を使うほか、リサイクル可能な資材を利用し、食べきれなかったご飯の残り物を利用した料理やアレルギーフリーのレシピなど、日常生活に役立ちそうなさまざまなプログラムを用意する。参加料は、1回=50香港ドル。
出店は、湾仔(Wanchai)にあるサンドイッチ店「Bread & Beast」、手造りアイスクリームで知られる「ISEE iSEE」、丼の上に具材をトッピングするスタイルの日本食を提供する「Polori」、ホットドッグ専門店「Popit」、サンドイッチやサラダなどの軽食店「Under Vacuum」、オンラインでクッキーを販売する「Cookieboy」など20の飲食店が並ぶ。マーケット会場限定メニューも用意する。
このおか、茶、ハム、パン、ビール、イタリアやオーストラリアの食材、ワイン、子ども向けの衣料など20を超える専門店もブース出店する。
太古地産のオフィスマーケティングを統括しているベティ・フンさんは「参加者の方々に無駄な物を減らした生活や、日常生活に関係する良い習慣作りができるようなことをしていきたい」と話す。
開催時間は日曜=11時~17時。入場無料。12月18日まで。