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銅鑼湾で名をはせたバー、25年ぶりに復活 期間限定で

25年ぶりに、創業者の思いで復活した懐かしのバー

25年ぶりに、創業者の思いで復活した懐かしのバー

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 その昔、銅鑼湾(Causeway Bay)で名をはせたバー「飲勝●(Yum Sing Bar)」が9月18日、ショッピングモール兼オフィス「リーガーデン(利園一期)」内に期間限定で「ポップアップ・バー」として復活した(3/F., lobby, Lee Gardens One Causeway Bay, Hong Kong)。当時の雰囲気になるべく近くなるように再現しているため、香港在住25年以上の人にとっては懐かしいバーになりそうだ。

カクテルも当時のものを再現

 リーガーデン(利園一期)は香港の中国返還の1997年に完成したが、その前は1971年に建造され、1994年に取り壊された利園酒店(Lee Garden Hotel)というホテルだった。その中に「飲勝●」というオールドスタイルのバーがあった。ここ数年、香港ではバーのオープンが相次ぎ香港人のバーテンダーも増えたが、当時はバー自体、それほど多くなかった時代。香港市民のみならず、世界各国の観光客やビジネスマンも多く集まるバーだったという。ライブバンドによる生演奏による歌も特徴の一つで香港と西洋人の歌手などが歌っていた。

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 今回の復活は利園一期完成20周年を記念してのもので、利園酒店、利園一期、希慎広場(Hysan Place)など銅鑼湾の開発を多く手掛ける希慎興業(Hysan Development)の創業一族である利ファミリーのアイデアで当時を知ってもらうことと懐かしんでもらおうと復活が決まった。

 席数はテーブル24席、カウンター8席の計32席。テーブル席の椅子は当時のバーを再現したもので、このバーのために改めてカスタムメイドで発注した。カーペットも当時と同じ色、柄を採用するなど、できるだけ昔のバーの雰囲気を再現するよう努力したという。

 今回のハイライトは、9月20日の一日限定で利園酒店時代の飲勝?で歌っていたオーストラリア人で香港在住のロザリー・カルピオ(Rosalie Carpio)さんが歌うことになったことだ。18 時45分スタート予定。名曲「New York New York」を歌うほか、オープンに先立つ記者会見では、中華系の人でよく知られる「上海灘」を広東語で、「甜蜜蜜」を北京語でメディアの前で披露した。「昴」を日本語で歌えるなど、外国の歌のレパートリーも14カ国を超えるという。「希慎側からバー復活の連絡があったときはびっくりした」と話し、自分がやってきたことに誇りを持つことができた」と再び歌えることを喜ぶ。

 ドリンクはビール、ウイスキー、ワインなどのベーシックなものを数多く取りそろえるが、当時と同じオリジナルカクテルにも注目が集まる。ジンをベースにし、甘さと苦みを同居させ、ライムを載せた「大人の」ショートカクテル「Lee Gardens Special」(68香港ドル)や、バーボンベースに砕いた氷を入れ、赤ワインを注ぎ、再びワインなどを注ぐ「The Peak」(80香港ドル)。ワインの味がした後にバーボンの香りが口にスーッと広がり飲みやすい味に仕上げたという。

 営業日は9月18日~21日と9月25日~27日。営業時間は18時~23時。

 飲勝●=●は口へんに巴。