香港経済新聞の2017年年間ランキング1位、「香港大・東大が夏季交流プログラム 寝食共にしながら課題に取り組む」の記事だった。ランキングは、今年1月1日から12月15日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。
上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1.香港大・東大が夏季交流プログラム 寝食共にしながら課題に取り組む(8/23)
2. 香港台風直撃で、5年ぶりのシグナル10発令 高潮の影響で水槽から魚逃げ出す
3. 香港、交通機関システムのランキングで世界1位に(11/8)
4. 香港プレミアリーグの中村俊輔選手、サッカーと会計士二足のわらじ(3/26)
5. 香港政府、2018年の祝日発表 旧正月は2月中旬、クリスマスに大型休暇取得か(5/8)
6. 香港で古代エジプト文明の企画展 6体のミイラ含む200点を展示(6/1)
7. 香港発「上海灘」創業者、この世を去る インターコンチ、コラボ・アフタヌーンティー展開中に(9/3)
8. 香港政府、2017年の祝日を発表 旧正月は1月末、訪日桜鑑賞は東北地方に(2016年05月9日 )
9. 引退発表の安室奈美恵さん、香港でも3月31日に公演決定(11/17)
10. 凸版印刷、香港でグラフィックと印刷がテーマの企画展 キュレーターはアラン・チャンさん(6/9)
今年の年間ランキングの1位は香港、日本それぞれの最高学府の交流プログラムに注目が集まった。頭脳明晰な学生たちが、海外の地で通常と異なったフィールドワークにチームで力を合わせて臨むプログラムは今回で4回目を数え、徹夜をしたり、時にはけんかしたりしながら最終日の発表に臨む学生たちの様子が風物詩となってきた。2位は久々に猛威を振るった台風に関する記事がランクインした。3位には空も陸も過密スケジュールを組む香港の交通システムを評価する声が多く聞かれた。香港の祝日を検索する人が多いため、年間を通じて2017年の祝日、今後2018年の祝日発表についてまとめた記事も多くの人が参考にしている様子が垣間見れる。
多くのイベントが開催される香港では、「古代エジプト文明の企画展」などイベントに関する記事、各ホテルがさまざまなブランドとタイアップをするコラボアフタヌンティーについての記事も、創業者死去のニュースとともに注目が集まった。
日本企業の進出もまだまだ続く香港だが、日本に限らず世界各地の新しいものや考えが香港の至るところに新しいカルチャーを生み出したり動きが早い香港。今後も、街の様子と日本の奮闘ぶりなどもニュースとして発信していきたい。