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フィリピンのファストフード大手「ジョリビー」、「添好運」のアジア・太平洋の経営権取得

フィリピンのファストフード大手「ジョリビー」、「添好運」のアジア・太平洋の経営権取得

「添好運」、香港以外の店舗の経営権は「ジョリビー」に。

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 フィリピン最大手のファストフード店「Jollibee(ジョリビー)」を経営する「Jollibee Foods Corporation(JFC)」は5月9日、香港の有名点心専門店「添好運(Tin Ho Wan)」の香港以外のアジア・太平洋地域での経営権を3,350万米ドル(約2億6,300万香港ドル)で取得したことを明らかにした。東京・日比谷に出店したばかりの日本1号店ももちろん対象だ。

 フィリピンはジョリビーが強くマクドナルドが世界で唯一ナンバーワンを取れない国として知られている。2017年の決算は、売り上げが前年比15.2%増の1,718億ペソ(3,580億円)、純利益が同15.0%増の71億ペソ(147億円)に達し、今やフィリピンが誇る世界的企業だ。

 ジョリビーは昨年12月末現在、香港、フィリピン、ベトナム、シンガポール、サウジアラビア、アメリカなどで1260の店舗網を構える。2004年からは拡大基調を取り、フィリピン国内のバーガーキングやダンキンドーナツの経営権を持っているほか、粥、ピザ店など幅広く飲食店を経営している。同時に国際化も進め、2月にはアメリカの「スマッシュバーガー」を子会社化し、総店舗数はフィリピンが2875店、海外が922店の計3797店に及ぶ。

 フィリピン人家政婦が多い香港にもジョリビーが支店を構えているが、長く中環のみ展開してきたが拡大路線に沿って、旺角や紅●などにも店を構えている。JFCは香港内で2022年までに15店舗まで拡大する方針を掲げ、この4月にロドリゴ・ドゥテルテ大統領が来港した際も同店を訪れたことでも話題にもなった。

 「ミシュラン香港・マカオ版」で2010年に1つ星を獲得したことで一気に有名になった添好運は2009年にオープン。創業者はフォーシーズンズ・ホテルの広東料理店「龍景軒」で4年連続でミシュラン3つ星を獲得した麦桂培さんでパートナーに梁輝強さんを迎えた。現在は、北角、中環など5店舗を展開している。香港以外でのアジア・太平洋地域の経営権はシンガポール生まれの香港在住のテレビプロデューサー、蔡和平さんとシンガポール在住の彼の弟が持っていた。麦さんと蔡さんが知り合いだったことから蔡さんがシンガポールにも広めたいと説得して2013年からシンガポールで営業を開始。これを皮切りに、現地のパートナーと組むなどして、マニラ、台湾、クアラルンプール、ハノイ、シドニーなどにも開店した。

 日本では、WDI社の連結子会社「WDI International」がシンガポール側と交渉して日本とアメリカでの運営権を獲得。2016年にニューヨークにオープンした。今年は4月8日に東京・日比谷、26日にハワイ・ワイキキに開店している。東京では行列ができる店として話題を呼んでいるという。

 今回のJFCの経営権の取得は、香港以外のアジア・太平洋地域の添好運の経営権を持つ「Tim Ho Wan Pte. Ltd(THWPL)」とそのグループ会社「Dimsum Pte Ltd(DSPL)」の親会社に当たり、アジア・太平洋地域のフランチャイズ権を100%保有しているプライベート・エクイティ・ファンド「Titan Dining」からで、JFCはTitan Dining株45%を取得した。

 麦桂培さんは「当店は開店以来、客の一番おいしいものを提供するという方針は変わっていない。資本関係に変動があるが、今後も香港側は何ら管理体制も変わらないし、動揺する必要はない」とJFCの経営権の権利取得は、実際の店の運営には何も影響がないないことを強調している。

●=石へんに勘

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