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大英博物館所蔵「アレキサンダー大王」時代の美術品、香港・歴史博物館で展示

香港に貸し出される「アレキサンダー大王」時代の美術品

香港に貸し出される「アレキサンダー大王」時代の美術品

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 尖沙咀(Tsim Sha Tsui)にある歴史博物館(The Hong Kong Museum of History)(100 Chatham Road South, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong TEL 2724 9042)で5月9日、「奢華世代:從亞述到亞?山大(An Age of Luxury: the Assyrians to Alexander)」と題しアレキサンダー大王時代の美術品などが展示がスタートした。

香港歴史博物館の外観

 アレキサンダー大王(紀元前336~323年)の名前で知られているアレクサンドロス3世は、ギリシャ世界の小さな国、マケドニアの王だったが軍事関する天賦の才能を生かして国を拡大。その結果、ペルシャ帝国を滅ぼし、エジプトではファラオとして迎えられるなど大帝国を建設し、その名は現在でも世界中に知られている。

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 大英博物館はアレキサンダー大王にまつわる数々の珍品を所有し、アレキサンダー大王時代を中心に紀元前900年から300年までの、宝石、象牙、ガラス製品、銀器など210点が同館から香港の歴史博物館貸し出される形で展示が実現した。

 「香油瓶(Flask for perfumed oil)」は金色の魚の形をした香水瓶。タジキスタンで発見されたもので紀元前500年から400年のものと推測されている。「飾板(Decorative plaque)」は、4本足で羽があり、顔は人間という空想上の動物の彫刻を施された展示品。イラクで発掘された。「亞歴山大大帝肖像錢幣(Coin depicting Alexander the Great)」はトルコで見つかったアレキサンダー大王の顔が彫刻された銀貨で、紀元前306年から281年頃のものと見られる。

 6月から学生が夏休みを控えていることから、大勢の子どもたちの来館を見据え、入り口から出口まで全体を10のゾーンに分けるちょっとした迷路のようなレイアウトにすることで宝物探しのような演出も施す。各ゾーンにはチェックポイントも設け、ゾーンごとに簡単なクイズを出すなどして客を飽きさせないようにした。

 さらにコンピューター・グラフィック(CG)を使って時代背景を分かりやすく説明したり、展示物の一部は欠けているため全体像が分からないものがあるが、CGを駆使することで360度あらゆる方向からどんな形をしていたのかを理解することができる工夫も施す。

 今回の展示をよく知ってもらいたいとガイドツアーも実施。広東語は毎日11時30分と15時から。英語は土曜・日曜・祝日のみ14時から、北京語も土曜・日曜・祝日のみで16時30分に始まる。先着30人で、所要時間は約1時間。

 開館時間は、月曜~金曜=10時~18時(土曜・日曜・祝日は19時まで)。火曜休館。入館料は、大人=10香港ドル、学生・高齢者・身障者=5香港ドル。展示は9月3日まで。